映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』を見て来ました。
TLに流れて来た「セクシーパラディン」という単語が気になりすぎて見て来ました。
映画 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』
日本語吹替キャストも豪華なうえ評判も良かったので見たかったけれど、近所の劇場ではもうやってなかった…吹替を見たいと思う機会は私にとって希少なのに…グヌヌ…悔しい…。なるはやで円盤や配信が来ることを願うばかり。
や…面白かったですね…。評判が良いのは知っていましたが、いうてコメディ映画だし、低予算映画的なノリなのかなと思っていましたが、予想を超えて良質なファンタジー映画でした…。私の中のキッズが大喜びしてしまった。デブドラゴンとポータル(笑)が個人的に好き。
RRRに続き、「最高にご機嫌な作品を見ちまったぜ!」という充実感を得て優勝しました。(今の所)今年いち押しのエナドリ映画なので良ければ見て欲しいです。
原作は1974年に発売された「世界で最初のTRPG」らしいですね。現代に至るまでも様々な媒体で関連作品がでているそうで。今まで知らなかった…。『E.T.』で子どもたちが遊んでるのもD&Dらしいです。
TRPGの知識と言えば好きな実況者が上げてる動画をいくつか見たことがある程度で、D&Dの前知識は「セクシーパラディン」しかなかった私でも楽しめる構成だったのがすごかったな、とこれを書きながらしみじみと思いました。
1本でスッキリ完結してるので手を出しやすいのもポイントが高い。続編を作ろうと思えば作れそうだなと思いましたが、ハードル高い気がするので無理して続かなくても良いと思いました。はい。
軽快なコメディ、爽快なアクション、愛すべきキャラたちのおかげで始終楽しく見ることができました。
限られた時間の中でタイトル通り多くの街やダンジョンへ赴き、仲間を集め冒険とバトルを繰り広げるのですが、ちゃんと物語的にそれらの冒険が必要な工程であるというのもわかるし、掛け合いによるギャグも多い。全てが良い塩梅のバランスで構成されていて大変好きな内容盛り沢山な作品でした。
個人的にとても好きだったのが「美術」面でした。懐かしいファンタジー物の空気を存分に浴びることもできるのですが、世界観全体を構成するデザインのあちこちスタッフのアイディアや工夫が凝らされていて「今の場面のデザイン良いなぁ!」となることが多かった。
監督もD&Dで遊んだんだろうなぁ、大好きなんだろうなぁ、と伝わってくる作品だと思います。違ったら笑う。あと他の有名ゲームのネタもちょいちょい入っててゲーム好きは笑ってしまう場面がチラホラあるかと。好きなことやってる&作品として面白い、が両立してるのには感心してしまった。
ゲームをやってなくても、「こういう作品が好きなキッズは絶対いる!」と思える作品でした。
パワータイプ女戦士がゴリゴリに戦うのも、動物に変身できるかわいこちゃんもすごく好きで、そういう意味でもずっと楽しかった。推しって偉大ですね。
最近ご機嫌な映画に出会う機会が多くて嬉し楽し。円盤買うためにも働かなければ。夏目前のような気温で体調はぐったり気味ですが、マリオの映画も始まったことですし見たい作品がある限り頑張って生きます。それではまた次回。
noz