RW 10th Anniversary ~祝杯はまたの機会に~
須々木です。
10年前の今日、横浜で一つのサークルが始動しました。
その名も・・・ Random Walk!
というわけで、本日、Random Walkは始動10周年を迎えました。
まずは、ここに至るまでお世話になった多くの方、気に留めてくれた多くの方に心より感謝を。
どうもありがとうございました!!
せっかくの節目ということで、本日、メンバー5人がそれぞれブログ記事を更新することになりました。
僕もその中の一人として、軽く今の心境など触れておきたいと思います。
さて、いきなりですが――
祝! Random Walk始動10周年!
・・・と言って良いものか?
これについては、実はそこそこ微妙という感覚が個人的にはあります。
いや、実際には間違いなく、めでたいのですが。
この「微妙」というやつの原因は、このサークルが「続けることに意義がある」と思って動いているわけではないため。
そして、この感覚は、多分サークルのメンバーみんなで共有されている感覚だと思います。
この10年のどの時点においても、常に「この先こうしたい」というところをサークル内で非常にクリアにして活動してきました。
そして、もちろん、そう簡単に「この先こうしたい」のリストを倒していけるわけではありません。
なので、常に何重もの飢餓感を静かに抱いて進んでいる感じがします。
だから、「祝ってる場合じゃないんだよなー」という感覚が強いです。
まだまだ足りぬ!・・・という感じで。
「始動10周年」というやつも酒の肴にはなるかもしれないけれど、本当は、自分たちで狙い定めて仕留めた獲物で盛大に乾杯をしたい。
待っていれば勝手にやってくるものではなく、もっと得がたいものを豪勢に並べて本当のお祝いをしたいですね。
始動した当初は、「三日坊主じゃないけど、三ヶ月続けられるかがヤマだな」みたいなことを言っていました。
それが気付けば10年。
時間が流れるのは速いなあと思うばかりです。
自分は、メンバーの中では唯一、いわゆる創作活動というものが日々の生活の一部になっていたタイプの人間ではありません。
話を考えるのは昔から好きだったし、創るということに関して「チャンスがあればいずれ」という気持ちは常々持っていたけれど、まだだいぶ先のことだろうな・・・。
そんなことを思っていたところでRW始動となりました。
始動からしばらくは、創作するというより、裏方的な感じの役回りでやっていて、まともに創作に絡むようになったのは、サークルで初めてノベルゲームを制作したあたりから。
他のメンバーが、以前から蓄積してきていた創作ノウハウを発揮しRWで活動していく中、僕はRWが始まってから学ぶことや身につけたことの割合が圧倒的に高く、その意味で分かりやすく世界が広がった感があります。
もともと興味はあったし、肌にあっているけれど、なかなかやるきっかけがなかったので、RW始動の影響はかなり大きいです。
この先のことについて。
「この先どうしていきたいか」「どうしていくつもりか」というのは、自分の中では常に結構整理されていますが、ここで語るのはやめておきましょう。
ある程度付き合いのある人は分かるかもしれませんが、僕は、物凄くきっちり計画を組んで着々とこなしていくタイプではなく、一方で、思い付きだけで衝動的に動くタイプでもありません。
日頃いくつものパターンのアイデアをためておいて、その時々で条件を満たしたもののランプが順次点灯&起動していくような感じです。
将来どうなるか分からないけれど、どのような状況でも楽しんでいきたいので、アイデアの手札は幅広く持っていたいものです。
そもそも、先が分からない状況の方が個人的には楽しいというのもあるので、幅の広さはかなり重要です。
ただ、いずれにせよ、それらのアイデアリストのベースにはRWがあるので、とりあえず、RWがこれからも楽しく刺激的な場であり続けることが第一と思っています。
夢と現実の両方を吸い上げ、多少寄り道しながらも前進し続けていくサークルであり続けて欲しいです。
外部から見たらなかなか掴みどころのない不思議なサークルなんだろうなと思いつつ、それでも気付けば結構な人にRandom Walkの名を知ってもらえるようになり、嬉しい限りです。
そして、たぶん今後もなかなかよく分からない不思議なサークルであり続けるんだろうと思います。
さらに言えば、「よく分からない不思議なサークルだけど、なんか面白そうだな」と思ってもらえるくらいが、個人的にはちょうど良いと思っています。
今後も、酔っ払いの千鳥足のようにわけの分からない動き方をするかもしれませんが、ほんのり温かく見守ってもらえると幸いです。
sho