なんか思考実験って響きがいいよね。 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

なんか思考実験って響きがいいよね。

須々木です。


先日のミーティングで議長だったのですが、そのときのことでもザックリ書いておきましょう。

ようは、通常モードのサークルの活動内容を発信していきましょうというノリです。

結構、「普段なにやってるんですか?」って聞かれますし・・・。

あ、もちろん、遠慮なく聞いてくれてOKですからね! (念のため)




◆全然知らない人に軽い解説を。

RWではだいたい月に2回くらいのペースでリアルの集まりがありますが、これが「ミーティング」と呼ばれています。

そして、その責任者が「議長」で、持ち回り制になっています。

ミーティングで何をやるのかということについては、事前にサークル掲示板でやり取りをしたりして最終的に確定しますが、議長の裁量が大きいので、それなりに好きなことができます。

業務連絡やみんなで進めているプロジェクトの確認などもありますが、それ以外の多くの時間は、やりたいことがあればわりと自由に使えます(あんまりショボかったり適当だったりすると文句がでるかもしれないが)

真面目なものから遊び要素の強いもの、インプット系からアウトプット系まで、結構毎回バリエーションに富んでいます。






そんなわけで、先日のミーティングでは、議長だったので以下のようなお題でやらせてもらいました。





『RWが“思考実験”を学んだら』



ということで、基本的には、僕がひたすら古今東西の「思考実験」関連ネタを紹介しまくるという、大学の講義みたいな感じの内容でやりました。

途中、いろいろ意見を求めたりもしましたが、それ以外は一方的に喋りまくりました。

実は、ミーティングでこういう一方的な展開は珍しい(みんなに発表や発言してもらう意見交換タイプが多い)ので、微妙な反応されるんじゃないかと内心ドキドキでしたが・・・




なお、主に扱ったのは以下のようなやつです。(wikipediaにリンク張ってます)


A. アキレスと亀(ゼノンのパラドックス)
B. 胡蝶の夢
C. 世界五分前仮説
D. 水槽の脳
E. マリーの部屋
F. 中国脳
G. 抜き打ちテストのパラドックス
H. 中国語の部屋
I. スワンプマン
J. トロッコ問題
K. 囚人のジレンマ
L. チューリングマシン
M. ラプラスの悪魔
N. シュレーディンガーの猫



完全にこの順番通り進めたわけでもありませんが、なんとなく前半は哲学や意識、認識みたいな系統、後半は物理系(相対性理論とか量子力学関連)の話をしました。


他にもなんとなく触れた気がする話題を並べてみた↓

クオリア、哲学的ゾンビ、コウモリであるとはどういうことか?、テセウスの舟、臓器くじ、義務論、功利主義、不完全性定理、懐疑主義、モンティ・ホール問題、永久機関、チューリングテスト、人工知能、タイムトラベル、双子のパラドックス、親殺しのパラドックス、不確定性原理、観測問題、コペンハーゲン解釈、多世界解釈、人間原理、利己的遺伝子 etc




並べるだけで匂い立つ厨二臭がたまりませんな。



「ラプラスの悪魔!」 ←なんか強そう(ラスボス感)

「不完全性定理のせいだよ…」 ←水平線を眺めながら半笑いで呟くと効果的

「永久機関を手に入れるんだ」 ←なんか最強アイテムっぽい

「シュレーディンガーの猫」 ←ただ言いたいだけ





まあ、ミーティングのときはわりとマジメな話に徹していましたが(そもそもすべてマジメな単語)。

そして、当然のように話はあちこちに飛びまくって、かなりカオスに進行。。



あとは具体的に関連する作品名を挙げたりもしました。

SF作品はもちろんですが、昨今のラノベ、アニメ、マンガなどで、驚くほど多くネタ元として紛れ込んでいますよね。

むしろ使い過ぎじゃないかってくらい。

ものによっては、別作品から間接的に参照しているせいで「あれれ?」ってやつもありますが。。





ところで、個人的にこういうネタは好きな方なんですけれど、あんまり学校とかで扱ってくれることってないんですよね。

僕は大学は別に創作系とか関係なかったのですが、他のメンバーは芸術系なので、そういうのに触れる機会はあったのか聞いてみたら、これまた特になかったそうで。

シナリオに関わらず、こういうのは広くものを考えることを要求される現代のアートシーンに関わるうえで、最低限の知識として習うべきものなんじゃないかなあと思ったりするのですが。




というわけで、かなりガッツリ「思考実験」を扱ったわけですが、実際のところ、これは知識というよりは、道具だと思うので、うまく活かされていくといいなあと思ったり。



あと一つ、今回は僕がある意味で講師役に徹して講義っぽくやりましたが、本当はね・・・こっちが講義して欲しいんだ。


こういうのやってくれてもいいんだからね、別にいいんだよ? ていうか、やれよ!的な。





P.S
ちなみに、今回のミーティングについて、反応、感想をみる限り、とりあえずそれなりに満足してもらえたかなーという感じでした。
よかったよかった。







sho