もしこの子が電車で立っていたら席を譲りますか?
ちょっと前の僕なら譲りません笑
むしろ立ってるおばあさんに譲ります。
でも実は、この子は余命宣告されてるんです。
おばあさんより寿命が短いかもしれません。
現在、病気をお持ちの皆さんが楽しんで日々を過ごせるような、おしゃれな病院着や、まるでアクセサリーのような福祉用具を、共同で企画開発しています。
健康な方々が、逆に病気の皆さんをうらやむような社会を作りたいんです。
社会をひっくり返すような途方もない話ですが、誰かがやらなければ何も変わりませんから。
もし引っくり返せなくても、カーペットの端を少しでもめくることができたら、それは大きな成果です。
この写真はその打ち合わせの帰りに砂浜に寄ったときの写真です。
内部に疾患のある方は、どうしても見た目ではわかりません。
でもやはり病気が「見える」瞬間があります。
まだ夜の海風はとても寒いのに、ノースリーブで暑がっていたり。
手は氷のように冷たいのに。
見えない所で温度調節に問題があるんですね。
他にも筋力が弱いために個性的な水の飲み方をしたり。
疾患が外から見えないのは不幸中の幸いともいえますが、理解を得にくいという点では明らかに不幸です。
外から見えないなら、見えるようにしようという試みはすでになされています。
その1つの試みが冒頭にもあげたこのヘルプマークです。
見えない疾患を見えるようにする素晴らしい発想です。
もっとみなさんに知っていただきたいです。
もし機会があれば、みなさんのブログで紹介して拡散して頂きたいです。
もしこの子が電車で立っていてヘルプマークが目に入ったら?
今の僕ならもちろん席を譲ります。
ばあちゃんごめん!