こんにちは先日映画ホビットの続編を見てハアハアしているブログ主ですが(エルフ弓も角弓タイプとスラブ系?の短弓っぽいのがあるのねw)・・・今回はヴァイキングの弓についてです^^
ヴァイキングといえば・・・斧?とツノ付きのヘルメットに丸い盾・・・というステロなイメージではなく;鉄器を早くから使いこなし天秤を片手にアジアまでも交易していた高度な文化を持っていました、詳しいところは略奪から殖産や通商に変化していき最晩期は富により滅びを迎えました・・とはいえ現在もその系譜は北欧やアイスランド・オランダやイギリスなど各地に残っています。
さて弓についてはというと・・・・他のイメージ鉄の長剣や長槍に円盾などが強烈すぎて歴史上サラリと流されたのか;メジャーなのに資料が少ないです。
がしかし一部には大きな鉄の矢尻は鋭く死傷者を多く出した・・・などの記述もあり決して貧弱なものではなかったようです・・・遺物無いのかな~と思ってたら有りましたね!
一説にはイングランドロングボウのようなセルフ弓といわれていましたが・・・シッカリ特徴を備えた弓でした^^また落書きで見苦しいですが;
オランダのヴァイキングのヘーゼヴュー定住地にて発掘された弓がありました、当時のオランダのヴァイキングの定住都市として大きなもので他にもイェリングとかリーベ・ルンド・オーフス・リンホルム・ロスキレ等があり大規模な都市だったようです。

青いシルエットが弓体ですが先ず目につくのが端部の形状で円錐状に端部に広がりがあり、くびれた部分で前方(的方向)に曲がっています。
またハズ溝(弓の弦を掛ける部分)は側面にありしかも上端側のみです、他にも舷側の上端から少しはなれて17cmの位置に金属鋲が付いており弦を掛けるときの目安にしたとか?(弓幹自体けっこう歪んでるので戦闘前に急造したせい?)
サイズは長さ191㎝弓幹中央の太さが3.3~4cmで断面はほぼ楕円・材質はイチイが多く中にはニレの弓もあるそうです。
また矢尻は長楕円大きな(10㎝程度)の物や通常のブロードヘッド(三角のシルエットの一般的な物)ポドキンタイプ(鎧・・・当時だと鎖帷子向け?)平のみのような(盾割り?)やその近縁形状の雁又タイプ(先端がV字になっている)など多彩で上記発掘例では真鍮や銅の針金で白樺の矢のシャフトに縛っていた。
矢ハズは別パーツで切り株状のタイプでシャフトに打ち込みされていたようです。
・・・というのがまあ一説というか一般例?というか実物の部分で証明出来ている弓なんですが;
実は文献的資料に違和感?のある資料やごく一部の遺物に不思議な例があります。
12世紀のころのアイスランドのサガにおける単語や13世紀におけるノルウェーのトレーニング指南書(The King's Mirror)における記述などから馬上弓や角弓・フン弓と解釈もできる部分もあるのと。
また中世アイスランドのアウトローの財産没収についての法律によれば、当該アウトローの家から矢の飛距離による財産没収指針が示されており。
その距離が480m程で当時のロングボウタイプではありえない距離で可能な弓があるとしたらアジアの角弓タイプの使用も考慮されている。
10世紀ころのロングボウタイプの推定ドローが90ポンドで有効射程200mアイスランドあたりだとサーミ人とかの複合弓タイプもあったが・・・現代のアザラシ猟でも100mくらいに接近することから伝統弓だと有効射程もその程度かな?
他にもヴァイキングには交易商人としての行動範囲も広くアジアにまで足跡を残したのと一部の発掘物に骨製のパイプ状アーチャーリングらしきもの・・・直径3.8cmが見つかっており(また紛らわしい事にその骨リングに鹿の意匠が彫られている・・・狩猟のイメージですよね?)
これらのことから推測としてヴァイキング戦士がアジアの角弓を使っていたかもしれないという話もあるのが悩ましいところであります。
ヴァイキング戦士の弓・・・・興味は尽きません!
ヴァイキングといえば・・・斧?とツノ付きのヘルメットに丸い盾・・・というステロなイメージではなく;鉄器を早くから使いこなし天秤を片手にアジアまでも交易していた高度な文化を持っていました、詳しいところは略奪から殖産や通商に変化していき最晩期は富により滅びを迎えました・・とはいえ現在もその系譜は北欧やアイスランド・オランダやイギリスなど各地に残っています。
さて弓についてはというと・・・・他のイメージ鉄の長剣や長槍に円盾などが強烈すぎて歴史上サラリと流されたのか;メジャーなのに資料が少ないです。
がしかし一部には大きな鉄の矢尻は鋭く死傷者を多く出した・・・などの記述もあり決して貧弱なものではなかったようです・・・遺物無いのかな~と思ってたら有りましたね!
一説にはイングランドロングボウのようなセルフ弓といわれていましたが・・・シッカリ特徴を備えた弓でした^^また落書きで見苦しいですが;
オランダのヴァイキングのヘーゼヴュー定住地にて発掘された弓がありました、当時のオランダのヴァイキングの定住都市として大きなもので他にもイェリングとかリーベ・ルンド・オーフス・リンホルム・ロスキレ等があり大規模な都市だったようです。

青いシルエットが弓体ですが先ず目につくのが端部の形状で円錐状に端部に広がりがあり、くびれた部分で前方(的方向)に曲がっています。
またハズ溝(弓の弦を掛ける部分)は側面にありしかも上端側のみです、他にも舷側の上端から少しはなれて17cmの位置に金属鋲が付いており弦を掛けるときの目安にしたとか?(弓幹自体けっこう歪んでるので戦闘前に急造したせい?)
サイズは長さ191㎝弓幹中央の太さが3.3~4cmで断面はほぼ楕円・材質はイチイが多く中にはニレの弓もあるそうです。
また矢尻は長楕円大きな(10㎝程度)の物や通常のブロードヘッド(三角のシルエットの一般的な物)ポドキンタイプ(鎧・・・当時だと鎖帷子向け?)平のみのような(盾割り?)やその近縁形状の雁又タイプ(先端がV字になっている)など多彩で上記発掘例では真鍮や銅の針金で白樺の矢のシャフトに縛っていた。
矢ハズは別パーツで切り株状のタイプでシャフトに打ち込みされていたようです。
・・・というのがまあ一説というか一般例?というか実物の部分で証明出来ている弓なんですが;
実は文献的資料に違和感?のある資料やごく一部の遺物に不思議な例があります。
12世紀のころのアイスランドのサガにおける単語や13世紀におけるノルウェーのトレーニング指南書(The King's Mirror)における記述などから馬上弓や角弓・フン弓と解釈もできる部分もあるのと。
また中世アイスランドのアウトローの財産没収についての法律によれば、当該アウトローの家から矢の飛距離による財産没収指針が示されており。
その距離が480m程で当時のロングボウタイプではありえない距離で可能な弓があるとしたらアジアの角弓タイプの使用も考慮されている。
10世紀ころのロングボウタイプの推定ドローが90ポンドで有効射程200mアイスランドあたりだとサーミ人とかの複合弓タイプもあったが・・・現代のアザラシ猟でも100mくらいに接近することから伝統弓だと有効射程もその程度かな?
他にもヴァイキングには交易商人としての行動範囲も広くアジアにまで足跡を残したのと一部の発掘物に骨製のパイプ状アーチャーリングらしきもの・・・直径3.8cmが見つかっており(また紛らわしい事にその骨リングに鹿の意匠が彫られている・・・狩猟のイメージですよね?)
これらのことから推測としてヴァイキング戦士がアジアの角弓を使っていたかもしれないという話もあるのが悩ましいところであります。
ヴァイキング戦士の弓・・・・興味は尽きません!