この間某マーケットでエトルリアの粒金細工について話すことがあって地中海域の弓も有りましたね?と調べてみると特徴的な弦引きの道具に行き着いたので今回はその話です^^
地中海と弓といえばアーチェリーに代表される3指で弦を引くタイプですが、そもそもローマ辺りは民族も文化も多様でローマ軍に重用されなかったが優秀な弓文化もありました。
その中でも紀元前8~1世紀頃に存在したエトルリアにも強力な弓が存在したようで遺物として青銅製のbow puller が見つかっており2つの指を入れる部分からか?ジェミニリングとかEtruscan bow pullerとか呼ばれているようです。
例によって調べてみると研究により木製も存在した可能性もあり再現された物もあるのですがいかんせんローマに吸収されてどう使ったかなどの情報が失われてしまっているので推測情報として2ツの仕様が在ったのでは?ということで拙い落書きですが;
ブロンズ遺物を見た場合

暗器のような感じに刺状の部分が長く突き出たタイプでそのまま使っていたとしたら・・・落書きのような感じなのではという資料があったので書いてみました。
矢の爪に対する位置決めが必要なため中指と薬指を刺状の部分に添えつつ矢を固定、手首のアクションで弦を滑らせる感じ?
再現の木製品を見た場合

此方は青銅の遺物ほど刺のように長くは無く、ミゾの形も矢のハズ辺りの形状に合致するような感じです。
こちらはリング部分に人差し指と中指を入れて引き、親指で矢ハズを押さえてる感じで手首と親指のアクションで弦を解放する感じでしょうか?
どちらも推測なのでハッキリしませんが;構造から見るとどちらも優れた部分が見られます、ひとつは2つのリングや青銅製なことから弓は素手で弦を扱ったり出来るような弱い弓ではなく相当に強い(戦闘に使えるような・・)弓だったのでは?という推測もできますね?
また2リングにする意味は?という部分には2通りの推測も出来ます、1つは指に対する負担が装着面積の倍加(アーチャーリングに対して)ともう一つは弦を解放するのにアーチャーリングは指の力で固定から解放ですがジェミニリングの場合指より強力な手首を使うという意味も考えられます。
また推測に推測を重ねてみると・・地中海式が3指で手の甲側に解放するのは直感的にこのジェミニリングの感性なのでは???対するサムリング(アーチャーリング)は親指の手の甲とは別方向への解放と考えると角見の有無や番え方向への考察も出来るのかも??
・・・・とまあエトルリアさんは粒金細工といい弓といい高度な文明だったのは間違いなく出来ればその時代に行って見てみたいもんだと思う候補の上位5位には入りますね!
・・・ではまた~~^^
地中海と弓といえばアーチェリーに代表される3指で弦を引くタイプですが、そもそもローマ辺りは民族も文化も多様でローマ軍に重用されなかったが優秀な弓文化もありました。
その中でも紀元前8~1世紀頃に存在したエトルリアにも強力な弓が存在したようで遺物として青銅製のbow puller が見つかっており2つの指を入れる部分からか?ジェミニリングとかEtruscan bow pullerとか呼ばれているようです。
例によって調べてみると研究により木製も存在した可能性もあり再現された物もあるのですがいかんせんローマに吸収されてどう使ったかなどの情報が失われてしまっているので推測情報として2ツの仕様が在ったのでは?ということで拙い落書きですが;
ブロンズ遺物を見た場合

暗器のような感じに刺状の部分が長く突き出たタイプでそのまま使っていたとしたら・・・落書きのような感じなのではという資料があったので書いてみました。
矢の爪に対する位置決めが必要なため中指と薬指を刺状の部分に添えつつ矢を固定、手首のアクションで弦を滑らせる感じ?
再現の木製品を見た場合

此方は青銅の遺物ほど刺のように長くは無く、ミゾの形も矢のハズ辺りの形状に合致するような感じです。
こちらはリング部分に人差し指と中指を入れて引き、親指で矢ハズを押さえてる感じで手首と親指のアクションで弦を解放する感じでしょうか?
どちらも推測なのでハッキリしませんが;構造から見るとどちらも優れた部分が見られます、ひとつは2つのリングや青銅製なことから弓は素手で弦を扱ったり出来るような弱い弓ではなく相当に強い(戦闘に使えるような・・)弓だったのでは?という推測もできますね?
また2リングにする意味は?という部分には2通りの推測も出来ます、1つは指に対する負担が装着面積の倍加(アーチャーリングに対して)ともう一つは弦を解放するのにアーチャーリングは指の力で固定から解放ですがジェミニリングの場合指より強力な手首を使うという意味も考えられます。
また推測に推測を重ねてみると・・地中海式が3指で手の甲側に解放するのは直感的にこのジェミニリングの感性なのでは???対するサムリング(アーチャーリング)は親指の手の甲とは別方向への解放と考えると角見の有無や番え方向への考察も出来るのかも??
・・・・とまあエトルリアさんは粒金細工といい弓といい高度な文明だったのは間違いなく出来ればその時代に行って見てみたいもんだと思う候補の上位5位には入りますね!
・・・ではまた~~^^