こんにちはあいも変わらず弓な趣味ですー^^;そして乙嫁語り6が発売されてホクホク読んでました♪描かれている弓が興味深く・・・知らないタイプだ!キニナルキニナル;

そして今回はquiver・矢筒・矢入れ?その1になります。

とりあえず大分類として独断と偏見で2種類に分けます。

1つは保存と移動に使うタイプ(主にフタがしっかりしており弓とセットで運用するには即時性のないタイプ)日本で言うと矢屏風・矢箱などがそれになります。

2つは携行出来て即に矢を取り出せ弓にセット出来る(日本では番えると言います)主に前者が海外ではquiverと呼ばれているようです日本では靭・箙・矢入れに当たります。

後者のタイプで海外や国内のquiver・矢筒・矢入れの画像を見ているといくつかの矛盾というか不思議な資料に突き当たります、最初に見つけるのは矢の入れている方向です同じ容器のタイプでも矢羽を外側にするか?矢羽を先に入れるか?という面ですが。

理由は幾つかあるようですが、現代では余り見かけない理由として主に戦闘矢の場合数種類の矢を持ち歩くので特徴が見える鏃を見えるようにした?あるいは鏃自体が返しや刃が付いているので大量に入れた場合キレイにかつ傷まないようにするのはどうするか?などの観点と弓への番え手順の方法により差が出るようです(岩壁を登るときの3点支持のように矢を落とさない様に番える手順が幾つかあるようです)

また矢入れの方向による優劣はどちらも長短があり鏃を外に出せば見分けやすく鏃の刃が傷みにくいですが反面矢羽が傷みやすくまた取り扱いに手慣れていないと怪我をしたり小雨程度でもサビやソリなどの問題が発生します。
鏃を下に入れた場合矢羽が取り出しにくくなり鏃同士がひっかかるのを防ぐ意味で大量に入れるには一工夫が要ります、また鏃が身体に触れにくいので怪我をしにくい面があります(毒矢などでは重要な部分です)

資料が揃っているせいか?日本の靭・箙・矢入れには底の部分にギザギザの▲波の板がついており鏃をそこに当てて鏃の保護に役立てたようです、中でも靭は特殊で背中側の腰に装着し後手でフタを開け中から矢を取り出すようです・・つまり矢を出す口がフタ付きで下になっており鏃も下向きという上記の長短をなるべく短所を少なくしたものになりますね^^

海外のquiverについてはモンゴルやチベット・トルコの広い範囲の筒型以外のタイプにはベルトやポケットが付いておりそこに別種の矢を分けたりすぐ使う矢を入れたりしたようです。

特に現代においては刃や返しの付いたものや毒を塗付した鏃は使うことはないのでアーチェリー等見ると矢羽が外に見えている感じですので自作する場合もその辺りを参考にしてみました^^


新旧クイーバー比較

弓用のbow quiver 合成皮っぽい素材の1号とトルコ辺り?っぽく絨毯で作ったが不評の2号


弓と矢入れ

愛用のハンガリー弓と矢をそれぞれbow quiver と arrow quiverに挿れてみた画像



2号の装着画像 bow quiver側から見た画像・・・反対やん;