こんにちは、今回は矢羽についてです伝統系の弓とアーチェリー等との大きな差の一つにアローレスト(弓本体にある矢を支える溝や支える構造部品)の有る無しが係る部分になります。
伝統弓の場合天然素材から加工手段も限られた中でコストパフォーマンスや強度を優先させた結果アローレストが無い弓が多く、その為矢を支えるのに弓を持っている手の一部を使ったりするので現代矢に付いている矢羽(プラスチック製やシリコン製など)の一体成形されているものだと矢を放った時に矢羽と弓本体・アローレスト代わりの手などと強く当り矢の軌道が逸れたり手や弓を傷めます。
※実際革手袋が擦り切れるレベルなので素手だと怪我をします。
そこで本来使われていた鳥の羽を使う事になりますが、日本で手に入れる方法は和弓屋さんの扱う猛禽の羽(丈夫な羽ですが高価です)とアーチェリーの室内競技用に売られているフェザーがあります(後者は大体がグースの羽で安価でカラーバージョンも多く存在します)
今回はブログ主のやった数矢の矢羽の換装です。

上段が手持ちの矢の比較画像です左からカーボン矢(矢羽シリコン?)グラス矢(矢羽シリコン?)カーボン矢(矢羽フェザーに換装)伝統系の木矢(矢羽は元々のフェザー)
中段がフレッチャーという矢羽貼り付け固定と矢羽角度を調整する道具と専用の接着剤とフレッチャーのセットのクリップ
下段がクリップと矢羽のアップ
※特にこだわらないなら検索してみると自作でフレッチャーを作る方もいますしもっと原始的に厚紙とかに矢羽の角度と矢の断面を切り抜いてそれでガイドする方法もあります。
換装自体は上段の左2つのようなシリコン?の矢羽をカッタ-で丁寧に削り取り、残りカスも水ペーパーで軽く擦り取り表面をキレイにします。
※(カッターでも切り取りにくいので怪我に注意&破壊する可能性があるので矢軸自体も傷つけないように!)
矢ハズをフレッチャーにハメてダイアルで120度ピッチ(3枚羽にするので)の調整をしておき羽を付ける位置を合わせておきます(ハズに少し出っ張りがついていて羽の位置の目安になっているものがあります)
フェザーをクリップの一定の位置に合わせ羽の軸にあたる部分に接着剤を付けてフレッチャーにセットします。
乾燥したら矢の角度を回し次の羽を貼り付ける・・・の繰り返しになります。

上段は矢をセットしたところ、中段はクリップに目印の目盛りがついてます、下段はクリップをフレッチャーに取り付けた所(マグネットでシッカリ固定出来ます)
参考資料は
youtubeやgoogleにてキーワードとして”Arrow Fletching ”で検索するといろいろ見れます。
貼り付けに関しては直進性・長距離のみを考えて矢羽と矢軸を平行に取り付けるやり方も在れば、空気抵抗によって矢がスピンし的への収束力を上げるライフルと同じ考えのものもありますので好みや状況で色々付け替えてみるのも楽しいかとおもいます。
実際換装してみると手や弓への当り方が激変しますので伝統系の弓だと有り難いです、加工の難点は素の羽を削り取るあたりですが丁寧にやって矢の軸を痛めないようにするのが大事な所です。
伝統弓の場合天然素材から加工手段も限られた中でコストパフォーマンスや強度を優先させた結果アローレストが無い弓が多く、その為矢を支えるのに弓を持っている手の一部を使ったりするので現代矢に付いている矢羽(プラスチック製やシリコン製など)の一体成形されているものだと矢を放った時に矢羽と弓本体・アローレスト代わりの手などと強く当り矢の軌道が逸れたり手や弓を傷めます。
※実際革手袋が擦り切れるレベルなので素手だと怪我をします。
そこで本来使われていた鳥の羽を使う事になりますが、日本で手に入れる方法は和弓屋さんの扱う猛禽の羽(丈夫な羽ですが高価です)とアーチェリーの室内競技用に売られているフェザーがあります(後者は大体がグースの羽で安価でカラーバージョンも多く存在します)
今回はブログ主のやった数矢の矢羽の換装です。

上段が手持ちの矢の比較画像です左からカーボン矢(矢羽シリコン?)グラス矢(矢羽シリコン?)カーボン矢(矢羽フェザーに換装)伝統系の木矢(矢羽は元々のフェザー)
中段がフレッチャーという矢羽貼り付け固定と矢羽角度を調整する道具と専用の接着剤とフレッチャーのセットのクリップ
下段がクリップと矢羽のアップ
※特にこだわらないなら検索してみると自作でフレッチャーを作る方もいますしもっと原始的に厚紙とかに矢羽の角度と矢の断面を切り抜いてそれでガイドする方法もあります。
換装自体は上段の左2つのようなシリコン?の矢羽をカッタ-で丁寧に削り取り、残りカスも水ペーパーで軽く擦り取り表面をキレイにします。
※(カッターでも切り取りにくいので怪我に注意&破壊する可能性があるので矢軸自体も傷つけないように!)
矢ハズをフレッチャーにハメてダイアルで120度ピッチ(3枚羽にするので)の調整をしておき羽を付ける位置を合わせておきます(ハズに少し出っ張りがついていて羽の位置の目安になっているものがあります)
フェザーをクリップの一定の位置に合わせ羽の軸にあたる部分に接着剤を付けてフレッチャーにセットします。
乾燥したら矢の角度を回し次の羽を貼り付ける・・・の繰り返しになります。

上段は矢をセットしたところ、中段はクリップに目印の目盛りがついてます、下段はクリップをフレッチャーに取り付けた所(マグネットでシッカリ固定出来ます)
参考資料は
youtubeやgoogleにてキーワードとして”Arrow Fletching ”で検索するといろいろ見れます。
貼り付けに関しては直進性・長距離のみを考えて矢羽と矢軸を平行に取り付けるやり方も在れば、空気抵抗によって矢がスピンし的への収束力を上げるライフルと同じ考えのものもありますので好みや状況で色々付け替えてみるのも楽しいかとおもいます。
実際換装してみると手や弓への当り方が激変しますので伝統系の弓だと有り難いです、加工の難点は素の羽を削り取るあたりですが丁寧にやって矢の軸を痛めないようにするのが大事な所です。