サムリング・アーチャーズリングについて

アジアの角弓や複合素材弓などで使われているサムリング（アーチャーズリング）について。

どういったものかというと手近な弓でいえば和弓ではユガケ・アーチェリーではタブにあたる弦を引く時に指に強く当たる力から指を守ったり硬質な素材により弦の離れを良くしたりするためのアイテムです。

使われる素材はさまざまで巻貝を利用した物や角・石・木・皮革・金属などおよそ加工しやすい素材なら一通りの例があります。

形状・大きく分けて2つのタイプがありシンプルな指輪に指の腹を守るスプーン状の部分が付いた指ぬきに似たタイプと筒状のパイプタイプがあり、筒状のものは満州弓を中心とした地域で使われています（推測するとリング面積の関係から強大な弓は筒状のものが向いてるかもしれません）


インド・ペルシャ・トルコなどでは実用を越えて一つの文化的要素として昇華され力や王権などを象徴する装飾品になっていく。


中国では玉文化との関係で石で作られるものも多い、満州系のパイプ状のものも色々ある。

画像としてはgoogleとかで”Thumb Ring・Archery Thumb Ring・Archers Ring”などのキーワードを使うと色々素晴らしいものがみれますね。