元旦の新聞広告/「本が、読みたい。」 | R&DBOOKS

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今年、2010年を国民読書年とする決議が採択されました。『R&D BOOKS』はCommunication Technology時代に相応しい、選書や書籍マーケティングのありかたを探求するBLOGです。Artist Book、建築本、古書、写真集、書店・古書店などを中心に話題を展開いたします。

「岩波書店、講談社、新潮文庫、集英社、小学館」
元旦、朝日新聞に全面広告を打った出版社を羅列しました。
その他の大小の広告を合わせると、朝日新聞の広告の約半数が出版関係の出稿になります。
出版業界の今年にかける意気込みが伝わってくる広告出稿量です。

そのなかでも、
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     本が、
     読みたい。
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と、シンプルなコピーを前面に出した講談社のADが印象的です。
有名人のビジュアルやイメージに頼る事なく、シンプルな書体の構成とメッセージ。慌ただしく日々を過ごす中、読書時間を渇望する消費者の強い共感を喚起する広告です。



昨年は、日本洋書販売株式会社の倒産を筆頭に、売歴史ある雑誌の相次ぐ休刊や売上の減少など、出版業界の苦境が話題となりました。
2010年を国民読書年とする決議が採択され、書籍を巡る様々な活動が展開される事が予想されます。

「エスクァイア、ブルータス、美術手帖、ダカーポ、Real Design、インビテーション・・・」
昨年末に出版された雑誌の「本」に関連する特集の多さには驚くものがあります。
はたして、メディアは市場を動かす事が出来るのでしょうか?
ある意味、楽しい一年になりそうな予感です。