18歳の意味 | 拒食症から過食症へ、摂食障害の娘とのthe奮闘記。

拒食症から過食症へ、摂食障害の娘とのthe奮闘記。

2015年4月に拒食症と診断され、2度入退院を繰り返しその後、過食症に。2016年12月にアメリカロサンゼルスにある摂食障害専門の居住プログラムに自ら行くことを決意。
アメリカと日本の摂食障害に対する治療法や意識の違いについて伝えていけたらと思います。

今月末の予定だった精神科医との予約。

 
 
急遽、キャンセルが出たので今日の午後来れますかと連絡が入ったのが先週の月曜日。
 
 
アメリカでは18歳になると、大人として認められ、選挙権はもちろん病院にだって一人で行けるようになる。
 
 
だからセラピストも精神科医に会うのも娘次第。
 
 
辞めたいと思えばいつでも辞める事ができる。
 
 
娘が拒食症を発症して、何人かのセラピストに会ってきたけれど、みんな口を揃えて言った事、それは、
 
 
娘さんが18歳になると親が強制的に入院させる事は出来ません。
 
だから回復に向けて治療するのは今しかないのです。
 
 
そんな娘は拒食症の真っ只中の時、セラピストに会うことを拒否したり、セッション途中に抜け出したり、とにかく大嫌いな存在だった。
 
 
相性もあるのだろうけれど。
 
 
 
過食になってからは、自ら摂食障害専門の居住プログラムに行く事を決意した娘。
 
 
その施設を卒業した後から週一回のペースでセッションをしているセラピスト、Dr. Lowry。
 
 
娘は彼女を心から信頼していて、毎回のセッションでモチベーションをチャージできているよう。
 
 
今回の精神科医は二人目。
 
 
 
以前の精神科医は娘の気持ちや病気についてあまり関心がないように思えた。
 
 
 
 
 
 
 
先週の精神科医の予約、娘は一人でオフィスに行き、自分がそうではないかと疑う病気について聞いたらしい。
 
 
するとドクターは娘に、
 
 
もし君が25歳でその症状だとそう診断する。
だけど君はまだ18歳で摂食障害。
だからそう診断する事は今は出来ない。
 
 
以前の精神科医ではZoloft を処方されたけど、今回は違う薬を処方された。
 
 
抗うつ剤に加えて、食べ過ぎも抑えられるらしい。
 
 
まだ薬を飲み始めて1週間弱。
 
 
感情の起伏は穏やかになったような気もするけれど。
 
 
大学のクラスをドロップした事でストレスから解放されただけなのかもしれない。
 
 
そんな娘さん、金曜日しか学校がないため、サブウェイの他に仕事を探す事に。
 
 
アメリカではホリデーシーズンに向けて、たくさんの企業が短期のバイトを募集中。
 
 
ターゲットというお店に面接に行き、即採用された。
 
 
キャッシャーというポジション。
 
 
アメリカでは、
 
 
How are you today?
 
How is your day so far?
 
Do you have any plan today?
 
 
など、軽い会話をするのが当たり前。
 
 
シャイで精神的に不安定な状態の娘。
 
 
病気だから出来ないと諦めて逃げるのではなく、何かしらのキッカケになればいい.
 
 
新しい職場で友達だってできるかもしれないし、短期から長期のバイトにだって採用されるかもしれない。
 
 
摂食障害を発症して2年半。
 
 
たくさんのモノを失ってきた娘。
 
 
もうそろそろいい事があってもいいじゃないか〜?
 
 
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見返り美人
 
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ウトウト