体験談…(>_<) | 彩花☆モラトリアムの…ほぼ…う~んと…適当なブログ うふっ❤

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うふっ

おぅ! 野郎共、相変わらず馬鹿やってんのか?


今夜は、お前たちに特別な夜をプレゼントしてやるからな…題して。


『私がこの夏に体験した不思議な話』…だぜ!。


夜中にトイレに行けなくなっても知らねぇからな…でも、そん時は俺に連絡しな…抱いてやるぜ❤


では、はじまり、はじまり~。





私の職業上、夜中に館内の巡回をするのですが、それがちょっと怖いのです…。


薄暗い廊下を懐中電灯一つ持って行くのですが。


時折背後から


「うふふっ…」


っと女性の笑い声が聞こえる時があります。


必ず同じ時間に同じ場所、と言うのなら対策もとれますが。そういうのって忘れた頃に突然やって来るんです。




その日も私は呑気に夜中の巡回をしていました。


ああ、これが終わったら仮眠に入れる…でも今夜はあまり眠くないなぁ…。


そんな事を考えながら、ふらふらと巡回をしていました。


館内を一周すると大体40分位かかります。ちょうど半分くらい過ぎたあたりでしょうか。


「うふふっ…」


声が聞こえたんです。例の女性の甲高い笑い声…。


ぞっとしました。身体が固まってしまって動けません。


誰かに足首を掴まれているようで、足が動かないのです。全身鳥肌が立ち、震えてきます。


「来た~~~~」


心の中で叫びました。でも周りには助けてくれる人など誰もいません。


自然と手に力が入ります。持っている懐中電灯が震えるので両手で持ちます。深呼吸をします。


やっとの思いで歩を進めます。右足、左足…。


走りたいのですが、身体が思うように動かないので出来ません。


おしっこが漏れそうになります。その時気が付くのです。御守りを持っているのだということを…。


右手で御守りを握りしめ、祈ります…。


なんでもいいんです。神でも、仏でも。とにかく 「助けて…」 と。


早く帰ろう。早く部屋に帰ろう…気持ちを引き締めて…歩調が早くなります。焦る気持ちを抑えて…。


すぐ後ろに声の主がいるような気がしますが、後ろを振り返るなんて事できません。


泣きそうになります。物凄い孤独感です。


世界中で生きている人間は自分一人なのでは…と思うほどの恐怖と孤独感。


早く、早く、皆がいる部屋に帰ろう。


数分後、やっと部屋にたどり着きます。全身汗びっしょりです。歩いている時は全くかいていなかったのに。




「あら、彩花さん。遅かったわね。心配してたのよ…何かあったの?」


先輩が、やけに明るく声をかけてきます。


「こ、声が聞こえたんです…」


息も絶え絶えで先輩に言ったんですが…。


「またなの? 彩花さん。この前も言ったでしょう…」


先輩の説明は、こうです。



この建物の廊下には左右に沢山の部屋があります。


その部屋は全て空調のダクトで繋がっている為、室内の声がダクトを通して廊下まで聞こえてくるのだ、と。


でも、納得出来ないのです。どうしても。


だって、あんな夜中に話をして笑っている人がいるの?


腑に落ちません。でも先輩は私は怖がりだと笑います。


だけど、私は知っています。


私がここに来る前、その先輩は巡回中、恐怖のあまり気を失って倒れてしまった、と言う事を。


その時先輩の身にどのような恐怖が襲いかかったのかは分かりません。


でも、いつか私の身にもやって来るのでしょうか。その恐怖が…。


……………………………………………………………………・。





どうだ。そんなに怖くなかったろぅ?


ま、俺はまだ新米だからさっ。


こんなもんだ。


勘弁しろっ。そのうち先輩から粋のいい話、聞いとくからよ。楽しみにしておけっ!!


じゃな。カッたりいけど、明日も元気に労働だぜっ!