会食恐怖症というものが存在することを

初めて知った。


子供のころ、

給食を残さず食べるように言われたり

時間内に強要されたりしたことが、

原因として一番多いらしい。


人と食事をする際、

あるいはそのことを考えるだけで

吐き気や息苦しくなるなどの

身体症状が現れる。


息子の症状と全く同じではないか。

原因も症状も状況も。

驚くと同時にものすごく腑に落ちた。


普段、自宅では普通に食べられるから

摂食障害とも違うような気がして、

それでは何なのかと落ち着かなかった。


もともと非常に痩せているので

(140cm超 23kg  1年間体重全く変わらず)

少しでも食べる量が減ると、これ以上痩せてしまわないかとにかく心配だった。

心療内科や児童精神科もいくつか受診したが、

「夜しっかり眠れて、家で食べられていれば、そこまで心配しなくてよい」

とのことで、どこに行っても診察は数回で終了した。


確かに家では何でも食べれて、夜も眠れている。

もちろん、精神的に参っているような時はあまり食べられないこともあるが、それは自分の場合も同じ。

痩せすぎなのは遺伝のせいだろうか…

とつい考えてしまった。

でも、心配になってしまうのですよ。。



会食恐怖症は、なにも大勢の会食でなくても2人ぐらいであっても

 “人と一緒” というのがポイントらしい。

(家族は別?)


息子は給食時間だけでなく、

休日にお友達と食事をする際にも

時々そうなることがあると言っていた。


数ヶ月前に学校に相談し

お昼は学校と家、どちらで食べても

可能になってからは、

症状は少しずつ良くなってきている。



会食恐怖症というものについて

もっと早く知っていたら、

これほど心配したり悩むことは

避けられたかもしれない。


でも、知ることができて良かった。

事情を説明すれば、周りに少しでも

理解してもらいやすくなるだろうから。


そして、世の中にそのような人たちが

少なからずいることに安心もした。



しかし、大人になってからも

苦しむことになるなんて…

辛いな。

学校生活が子どもに与える影響って

あらためて大きい。



食べることが楽しみになればいいな。

強制されずに

自分が食べたいものを食べる。

食べることは生きること。

栄養面云々よりも、

実はずっと大切なことだと感じる。