癒し…といえるかはわからないけれど、万年筆のインクの色を試すのが小さな楽しみになっている。

ブルーブラック、ブラウン、パープル系が好きで、同じような色でもメーカーやブランドによって彩度や粘度、時間経過による変化などが違うのが面白い。


自分が追い求めていたような理想的なインクや、新たに心をつかまれるような予想外のインクに出遭えた時には、宝を発掘できたようでとても嬉しくなる。

現在、手元には、生涯使い続けるであろう3種類のお気に入りがある。


美しいインク瓶を見ているだけで幸せ。


アイボリーの紙にガラスペンでインクをのせてみるのは、地味な作業だけれど気持ちが落ち着いて気分がすっきりする。


昔はよく手紙を書いた。

相手を想い、便箋や封筒、季節の切手を選ぶのは本当に貴重な時間で、わくわくした。

最近は残念ながら、そんな機会もすっかり減ってしまったけれど…


それでも、心を奪われる素敵なレターセットや切手シートなどをみつけると、迷いながらもつい購入してしまう。

いつか使う機会がありますように…と願いながら。