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私は沖縄県那覇市出身です🙇‍♀️

「ラナ……沖縄に旅行いこうよ
ラナが生まれた街を見たいな
ラナはお父さんが亡くなってから
沖縄には帰っていないんだろ?
何故お父さんのお墓参りにも
行かなかったんだ?」


……理由は言えませんでした……

そう……私は父が亡くなってから
沖縄には帰っていませんでした
それには帰りたくない
……いえ……帰れない理由があったのでした

     はるかは可愛いキティちゃん

         那覇空港

     沖縄仕様の自動販売機




父の眠るお墓へ行きました


お父さん……お父さんが亡くなって
もう6年……一度も来れなくてごめん……
今日はね旦那様を連れてきたよ

色々話をして
そろそろ帰ろうかという事だったんですが
主人が

「ラナ……ごめんね……
僕はお父さんに話があるから
10分くらい一人にしてほしい」


と、言うので私は
わかりました
10分くらいしたら戻ってきますね

と、その場を離れました


10分経って戻ってきたら
鼻をすすりながら
微笑む主人の目は少し赤くなっていました


この人は
亡くなった人にも敬意を表せる
優しい人なんだなと
改めて感じました

このまま何事もなくすんでほしい……
そんな願いは叶いませんでした

その帰り道……
「えぇ?!ラナちゃん!」
と私を呼び止める声に
背筋が凍りました

それは母方の親戚のおばさんでした……

「ラナちゃん!
あんたよくここに帰ってきたな!
お母さんはどうしてる?!
あんたのお母さんにお金を貸してるのに
返してくれないし
あんたは電話番号まで変えて!
あんたも金を返さないから
おばちゃん困ってるのに!
よく何もなかったかのように
沖縄に来れたな!」

母は……去年亡くなりました……

「は?死んだの?!えぇ!
それなら尚更
あんたに払ってもらわないと!」


突然の出来事で把握できない主人は
そのやり取りを聞いて
驚いていました

そうなんです……帰れない理由が
この母方のおばさんだったのです

昔、確か34年前
母がこのおばさんからお金を借りたんです
だけどその一年後
母は私に対する殺人未遂で
精神科にずっと入院になり
結局おばさんにお金を返さなかったそうです

私はあの事件の後
父としばらく暮らし
その時は父が
「離婚してるのに
何で払わないといけないんだ」
と、ずっといい続けたため
おばさんは私には言わなかったのです


父が亡くなる三日前
私が沖縄の病院に行った時
病院の廊下に立ってるおばさんがいました

「ラナちゃんのお父さん……
もう今週いっぱいでダメでしょ……
ラナちゃんがお母さんの借りてたお金返して」
と言うようになり

兄が私の電話番号を教えた為
毎日毎晩催促の電話が鳴り響くのでした

「沖縄に来れる金があったら
私に払えるでしょ!」

と言われましたが
それはもう父と会えるのは最後だからと
前の夫に沖縄までの交通費を貸してほしいと
借金をしてまで工面したお金であり
父を最後看取りたかったけど
次の日はビジネスホテルの
清掃の仕事があるので
泣きながら帰らざるを得ない日帰りでした

そしておばさんは
お墓の近くに住んでいるため
遭遇する可能性もあり
行けなかったのでした

「今日はラナちゃんを逃がさないからね!
また沖縄来なくなるから!
本当にずる賢い!
さすがあのお母さんの子どもだね!
おばちゃんはラナちゃんが来るなら
おっちゃん(父)の所だって思ってたから
夕方までいつも待ってたから!」


"さすがあのお母さんの子ども"……

何年経っても
母はもう亡くなっても
同じ血は流れてるのは間違いない……
私に一生つきまとう呪い


借りたものは返さないといけないのは
わかっていますが
おばさんの執念が怖かったのと
母と同じにされて胸が張り裂ける程つらく
私は泣いてしまいました

そうしたら主人が
「お話の所、すみません」

おばさん「はぁ?あんたは誰?!」

「ラナさんの夫です……
すみませんがラナさんの母親が
あなたに借りた金額はいくらですか」

おばさんは
主人の顔の前に
二本の指を出し

「2万!!」

主人「わかりましたニコニコ

と、お財布から
お金を取り出したのでした

「15万円あります
もう利子もつけて差し上げます」

おばさんは凄く驚き
「えええ?!
ま、まぁラナちゃんの旦那さんは
リッチだね!?何をしてる人?社長??」

主人はおばさんをじっと見つめ

「ただ……もう今後
ラナさんにはお金の催促は
しないでくださいね」

と言い、メモに領収書の様なものを書き

「簡易的で申し訳ないですが
ここにサインお願いします」

と言って、おばさんに書かせました

「わ……わかってます!
もうおばちゃん言わないからね!
ラナちゃん凄いね!
いつの間にこんなお金持ってる人と
結婚したの~
おばちゃんはね!
ラナちゃんと連絡とれなくなって
本当は心配で……」

おばさんがまだ喋っている最中に
主人は私の肩を抱き
おばさんと目を合わすことなく
「ラナ、行こうか」
と、その場を去りました

「ラナちゃーん!
またおっちゃんの墓参り来てねー」
と言ってました

本当は
払って黙ってもらえるなら
払っていたいたかもしれません

だけど6年前
シングルマザーの私には
子どもにご飯を食べさすのがやっとで

その2万円の余裕すら
私にはなかったのでした……

しばらく二人無言で歩き
私は申し訳なさでいっぱいになり
足を止め
大泣きしてしまいました


ごめんなさい……
また迷惑かけて……
しかもそんな大金を払ってもらって
私、あなたに返すため仕事をするので
許してください……


「ラナ……
何を言ってるんだ……
僕たちは夫婦じゃないか
僕が稼いでくるお金はラナのお金でもある
そんな仕事して返さなくてもいいし
ラナは仕事をしなくていい」

そして
主人の目からも涙がこぼれ

「あのおばさんに一方的に言われて
泣いたラナが
小さい頃のラナに見えた…………

きっと小さい頃
母親や姉から怒鳴られ
泣いていたラナは
こんなに…………
こんなに悲しい姿だったんだなって……
そしてラナは確かに
あの母親から生まれたけど
ラナは同じじゃない!!
ちゃんと子どもを育てたじゃないか
それが立派な答えなんだよ……」


"ラナは同じじゃない……"

泣きながら
そういって抱きしめてくれた主人に
心は救われたのでした

「それにラナがお母さんのやった事で
あんなにめちゃくちゃに言われてるのが
僕は許せなかった!
ラナが帰れなかった理由は
あのおばさんなんだね?

何も知らず沖縄に行こうなんて
僕の方こそごめんね

さっき10分だけ一人にしてもらっただろ
それはねラナのお父さんにね
ラナの事は僕が守るから安心してねと
言っていたんだよ

結婚式のスピーチでも言ったけど
ラナのお父さんがいる場所で
言いたかったんだ

早速、有言実行できてよかった!
お父さん見てくれたかな?(笑)

さぁ、お腹すいたね
もう泣かないで
僕も泣いてるけど(笑)
何か旨いものでも食べようよ!
……ATM寄ってからね(笑笑)
しかし
財布の中に現金入れといてよかった(笑)
じゃあラナ!ご飯食べて元気出そう!」


ホテルで食事や

観光客がよく行くようなお店ではなく

主人にはこういった

地元のお客様も来るような

こじんまりとしたお店で

沖縄料理を食べてもらおうかと

思いました

       店内入ったら

   主人の好きな島唄や涙そうそう

    浪漫飛行などが流れていて

     「凄く嬉しい!えーん」と

        言ってました


ORIONフリー笑


「ずっと若い頃から沖縄が心にあったんだ

あれは……確か1990年……

医師になり超絶忙しい時

とてつもなく厳しすぎてつらく

外科医を断念しかけた


上司に辞めると言うため

電話の受話器を上げた時

たまたまついていたテレビで

米米CLUBの浪漫飛行が流れたんだ

確かJALの沖縄キャンペーンの

CMイメージソングだった


その映像と歌を聴いた時

何とも言えない鳥肌がたってね

僕は受話器を置いたんだ


聴き終わった後

今は無理だけど

いつかここに行きたい

行けるようになりたい

沖縄という場所に行きたい

だから頑張ろうって思いとどまった


その時から沖縄が心にずっとあって

浪漫飛行を毎日聴いて

仕事を頑張った

怒られても、怒鳴られても

くやしくて泣いた夜も

オペの練習中「しっかり切れ!」と

切ってる最中に頭突きをされても…………


これらの歌がなかったら

僕は今、外科医ではなかった

歌って本当に元気づけられるね


そして

いつか行きたい、いつなら行けるかな

今は仕事が忙しくて無理だ

そうだ60過ぎた頃なら

ある程度の地位までいき

時間とれるかも……と思って待っていたら

本当に60歳前に沖縄出身のラナと出会えて

今、初めて沖縄に来れた!


彼女なんかいたら

沖縄行ってたかもしれないけど

いなかったし(笑)

誰かと付き合うより

ベンツを買う為に毎日働いていた(笑)


周囲が恋愛や結婚をする中で僕は

がん細胞を取りきれるように

外科の技術や知識を磨いて

患者さんの生存率を上げれる様に

病変の目視力や見分け方が

出来るように毎日勉強をし

ロボット支援手術や

胸腔鏡手術をマスターし

専門資格を沢山とるのに夢中で

人の論文を読みあさり

ある程度のキャリアまでいくと

研修医を教育し、論文を書いていた


だから淋しいと感じるより

忙しくやりたい事、欲しい物満載で

あっという間にアラカンだった(笑)


そして周囲にも沖縄出身の人が

いなかったんだよ


まぁ誰かと付き合ったり

縁があれば結婚できるなら

それも60くらいでいいやと思っていたから

叶うもんだね❗

しかも奥さんは

ずっと心にあった沖縄の人だよ❗」



ずっと沖縄が心にあった……

その話を聞いた時

私の大好きなブロガーさんと以前

"縁"の話をしていた時

その方もある地名が

ずっと気になっていたと話してくれました

その時私は

縁のあるもの同士は

離れていても引き寄せあうんですね

と、言っていました


あの日、私は病室に来た主人の

「徳島県出身ですよ」に驚き


主人は私の

「沖縄出身です」に驚いていたそうです



そして主人も

今では立派なベテランのお医者様ですが

つらかった時代もあったんですね



ラフテー



島らっきょうの浅漬け


ゴーヤチャンプルー




甘エビの唐揚げ🦐



島とうふ



海ぶどう

これはお店の方が

サービスで出してくれました泣くうさぎ



沖縄しかないA&Wバーガー

マクドナルド苦手で

バーガーキングしか食べない主人が

「凄くおいしい!」と食べてました




     ホテルでゆっくりORION笑

      ブルーシールアイス



     沢山持っていきました🎵


        お昼ごはんも

   こういった地元の方も来るような

     食堂に連れて行きました

   ステーキと沖縄そばのセット照れ



   ホテルのバルコニーからの夕日





     子どもの頃よく行った
      豊崎ビーチをお散歩

      ステーキ食べました

        さんぴん茶🎵


涼みにiiasへ笑



    やんばるジェラート🍨ラブ

     シークワーサーと紅いも



沖縄のローカルフードも

食べてもらいたくて

連れてきました🎵

沖縄ぜんざい

「えー!冷たいぜんざい?びっくり







    主人がずっと欲しかった

   念願のかりゆしウェア買いました

    私も買ってもらいました




    「ラナ❗これが欲しいラブ

     ちゃあまじゅん笑

 病院のロッカーの鍵に着けてるそうです

    私はお家の鍵に着けてます


「またA&Wバーガー行きたいラブ

と言うので来ました(笑)

私はプルドポークドッグ



      ゴーヤラフテー丼


「凄く楽しかった!

沖縄を凄く感じれた!

ラナを更に尊敬するよ!

本当にありがとう

そしておばさんに会えてよかった

これでラナの気持ちが軽くなる

僕は大満足だ」


本当にありがとうございます……泣くうさぎ

せっかくの主人の初沖縄旅行だったのに

あんな目に合わせてしまいましたが


「過去の出来事でラナを助ける事ができた

また沖縄行こうね!」


と、喜んでいました





   毎日暑い日が続きますね🌞
  体調にはお気をつけくださいね🙇‍♀️


    ありがとうございました