ボンジョルノ!ラーナちゃんです。
前回のブログで映画「ゴッドファーザー Part Ⅰ」の主人公 ヴィトー・コルレオーネの出身地
「コルレオーネ村」行くために、シチリア島のパレルモの語学学校に移った、と書きましたので
まずは「コルレオーネ村」について、ちらりとご紹介!
映画「ゴッドファーザー」ですが、本当は、実際のコルレオーネ村で撮影をしたかったのですが、
村のマフィアの方々が撮影に反対して、やむなく、似たような雰囲気のシチリアの東部にあるモッタ・カマストラ(Motta Camastra)で撮影したとのことです。
(情報ソースがなく、申し訳ございません・・)
映画にもでてくる「コルレオーネ村」のモデルとなった場所 モッタ・カマストラ(Motta Camastra)
「コルレオーネ村」出身のマフィアの方々を調べてみましたら、
Luciano Liggio(ルチアーノ リッジョ) 氏 (ゴッドファーザのヴィトー・コルレオーネのモデルの方みたいです)
Salvatore Riina(サルヴァトーレ リイナ) 氏
Bernardo Provenzano (ベルナルド プロヴェンツァーノ) サルヴァトーレ リイナ氏の子分(多分)
とても小さい村なのに・・・大物が多すぎる。
☆ちょっと怖いので敬称をつけさせていただきます・・・皆様、いずれも、経歴が凄い・・・
実際、ラーナちゃんが2002年にコルレオーネ村に行った後に、上記ベルナルド氏が2006年4月11日に潜伏していたコルレオーネ村の農家で逮捕されてました。
ベルナルド氏は、1963年9月10日から40年以上にわたって指名手配されており、3回の無期懲役の判決を受けていたとのこと。
ラーナちゃんがコルレオーネ村に行ったときも、どこかにお住いだったのですね。
さて、次はラーナちゃんが実際にコルレオーネ村に行ったお話について。
ラーナちゃんは、当時(2002年)パレルモに住んでいたのですが、身分は学生だったので、金銭的に専用車のチャーターもできず、コルレオーネ村まではバスで行きました。
ちなみにバスは、当時は、1日、1本~2本位しかなかったです。
朝6時頃のパレルモ中央駅近くのバス乗り場からコルレオーネ村へ。
バスの車内にはほとんど乗客はおりませんでした。
コルレオーネ村についてたのは、約1時間後の 朝7時頃。
「ようやくコルレオーネ村に着いた!」と感慨深いラーナちゃん
朝ご飯を食べていなかったので、バス停近くのバールで朝食を取りました。
注文し、椅子に座って、カフェを飲み終え、少しくつろごうとした瞬間・・・
店員さんにカップを下げられました。(お店の滞在時間は5分もなかったです)
「えっ?」と思いましたが、自分が歓迎されていないことがわかりました。
しかたなく、バールを後にし、村散策へ
映画「ゴッドファーザ―」の実際のロケ地は、先程お伝えしたとおり モッタ・カマストラにあるですが、なんとなく似ている山があったので、その山に向かって、てくてくと歩いていきました。
なんとなく、映画のコルレオーネ村っぽい?
村を歩いておりますと、、、アジア人が珍しかったのでしょうか?
住民の99%くらいの人に見られました。
「有名人になるとこんな感じなのか?」と思うくらいでした(笑)
中には、ラーナちゃんを見ると、開けかけたシャッターを閉じる人もおりました。
「明らかに歓迎されていない・・・」
しばらくすると、パトカーがラーナちゃんの横に停まりました。
警官2名が下りてきて、「何しに来た?」と聞かれました。
ラーナちゃん:「い、いえ、あの観光です・・・」
警官:「じゃ、パスポート見せて」
ラーナちゃん:「いや:・・・あの・・パスポートは今は持っていないです・・・」
警官:「どこに住んでるの?」」
ラーナちゃん:「パ、パレルモです」
警官:「いつ帰るの?」
今着いたばっかりや!と軽く突っ込みそうになりながら
ラーナちゃん:「え、、、午後3時発のバスで・・・」
というやりとりがございましてたが、
無事、解放されました。
コルレオーネ村・・・・怖い・・・(苦笑)
コルレオーネ村を目指して、パレルモまで移動してきたラーナちゃん
ここで引き下がる訳にはいきません!
「そこに山があるから」と言わんばかりに、山に向かって歩きました。
あの・・・ちなみ映画をご覧になっている方にはわかるのですが、コルレオーネ村は山の上にある設定になっております。
やみくもに山に向かっているわけではないのですよ。
そして、またしばらく歩いていると、今度はどこからともなく牛の大群が(笑)
野良牛ではないですが、道路を堂々と占拠なさっております。
あれ?良く見ると・・・一部の牛さん 立派な角があるやないかい!?
なかなか立派な角がある牛さん
もしかして、コルレオーネ村の牛にも歓迎されていないかもしれない。
グサッて刺されたら・・・どうしよう?
ラーナちゃん、まだ留学中でしたので、未来に夢も希望もある?と思っておりますので
安全策をとって、道路から避難して、ガードレールの向こう側から撮影しております(笑)
牛さんたちは、無事、通り過ぎまして、山の頂上を目指します!
山に行く途中も、野良犬が多くて、ずっと付いてこられて参りました。
いろいろありましたが、ようやく、山頂に到着!
山の上からのコルレオーネ村の写真。結構、登ってましたね(笑)
登っても、何もないので・・・また、村に戻りました。
こういうときは、時間が経つのはとっても遅いです。
コルレオーネ発 パレルモ行きのバスは15時頃でしたが、山頂にいたのはまだ午前9時頃・・・・
「あと6時間、この村で何をするんや?」
のんびりできる公園を見つけたので、ひっそりと隠れておりました
しかし、
しばらく隠れていると、公園の係の人と思しき人ががやってきて、
「お昼は公園は閉園しますよ」と追い出されました。
ふつうのありきたりの公園に閉園時間とかあるんのね?
と思いながらスゴスゴと退出。
「もはや打つ手なし」
おっかなビックリで違うバールに入り、そこでカフェを飲み、パンをかじりました
バールのオーナーの女性とたまに目が合うと「犯人をかくまうような目つき」で、うんうんとうなづいておりました」(笑)
なんとか、バスの出発時間まで逃げ隠れし、ようやくバスが到着!
「いやー、生きた心地がしませんでした」
そんな危険な思いをしないでも、映画「ゴッドファーザー」好きな方には、シチリアの西側にあるリゾート地「タオルミーナ」発となりますがロケ地を巡る楽しいツアーがございます。
専用車で巡る 映画「ゴッドファーザー」ロケ地ツアー【日本語通訳同行】
ラーナちゃんも、もちろん行っております
Part Ⅰ~Ⅲの3作品共に登場したドンのお屋敷。
敷地内には、チャペル、地下倉庫、映画グッズが集まる場所などがあります。
もちろん、お屋敷内も見学出来ます。
マイケルの最初の妻 アポロニアが、車を運転し、爆破されるシーンもこの場所で撮影されております
マイケルは、ヴィトーコルレオーネの息子です。
ラーナちゃん、マイケルになりきっております(笑)
ちなみに、私のイタリア人の友人ならびに日本人の友人が後から実際にコルレオーネ村に行ったのですが
皆「全然、怖くなかった!とても良かったよ!」との感想が・・・・
「なんで俺だけ・・・こんな目に・・・」と考えておりましたら
ラーナちゃん、コルレオーネ村に行くとき、とっても気合が入っておりまして
白いパンツに、タンクトップ、その上にDOLCE&GABBANAの青のシースルー生地のシャツを着て、サングラスもかけておりました。
今から考えると・・・大変、怪しい装いでございました (笑)