初獲物 | 布と紙、ミシンとペンシル

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洋裁と絵を描くことが好きです。
縫ったものや、絵について記録していこうと思います。
夫と 小学生の姉妹がいます。

2月は、毎日更新を目標に、あくまで目標に、無理かも知れないけれど…と、とうとう更新なりませんでした。

昨日は、大変だったなぁ。

 

22日に、夫におっさんなんて書いてしまった報いなのか、昨日はとても疲れた1日でした。

漁師免許を取ってから、初めての獲物が獲れたのです。

鹿さんです。

朝、以前から子供たちと行ってみようか、と話していた朝マックに、家族で行っていた時、夫のスマホが鳴りました。

猟師仲間のYさんから、ちょっと遠いお山に仕掛けていた罠に、鹿がかかったと、地元の人が教えてくれた、とのことでした。

マクドから帰宅すると、済ませたい用事を急いで終わらせて、忙しなく夫は出ていきました。

夫が山で鹿を仕留めたり、解体している間、私は家で娘たちとのんびり過ごしていました。

3時過ぎに、夫が帰って来ました。

…そこから、とても大変だったんですよ。

現地で解体した、汚れや毛が付いた鹿肉を洗って、ジップロックに詰める作業を、ひたすら繰り返していました。

夫は駐車場で、まだ解体しきれていない部分を解体して、私の所に持ってきます。

解体もまだそんなに慣れてないでしょうし、細切れの肉を洗って、冷蔵庫はそんなに余裕がないので、クーラーボックスに入れていきます。

解体作業を先に終わった夫は、洗った肉とお酒を持ってお隣さんへ。

私の作業が3時間くらいかけて終わった頃には、普段は夕飯を食べようかという時間でした。

スープを煮ながら、せっかくなので、鹿カツを、と急いでスジを取って下拵えをして(取ったスジはシャトルシェフに仕込んで)、あげている間ににゃみがしんどいと言いだし(ちょっと横になったら元気になったので、寝不足のせいだったのかも)、寝室へいきました。

できた分を、しっぽに食べさせる頃には、8時になっていました。

…と、部屋の散らかり具合が目について、忙しくて余裕がない私は、しっぽを怒鳴りつけて、手当たり次第に捨てました。

しっぽも、お腹が空いているだろうけれど、片付けます。

寝室でにゃみも怖々聞いていたことでしょう。

そんなこんなで、鹿カツが上がり切った8時半頃、夫がお土産を持って帰宅ました。

近所の人が庭で栽培した立派な椎茸と、お隣の奥さんが作ったオランジェットでした。

ほろ苦いチョコが疲れた心に沁みる…。

しっぽにも、散らかしたままにしておくのは悪いけれど、ママも怒鳴ってごめんね、と謝りました。

 

先に食べていた娘たちに「この鹿は、今朝はまだ生きていたんだよ。私たちは、動物は他の命を食べているんだよ。牛も豚も鶏も魚も、殺して食べているんだよ」と話して、手を合わせてから鹿カツをいただきました。

あんまり聞いてないけど…。

「今日食べた鹿さんは死んじゃったけど、しっぽとにゃみの体に入って、動く力になったり、成長する栄養になるんだよ。」

聞いてないけど…。

スーパーでお肉を買うっていうことは、お金を出して動物を殺してもらっている、ということなんだと、分かっていて欲しいなぁ、と思うのです。

 

そんなこんなで、娘たちを寝かして、風呂に入って、一息付いたところで、

やり直したいと思いつつ、生地がもうなくて無理、と思っていた頼まれものを、もしかしたら残布でできるのではないか、と思って、リビングで寝ちゃった夫にシュラフを被せて、2階に行きました。

幅広の生地だったので、裁断ができ、今度こそは失敗しないぞ、と2時間程作業をしました。

そこから眠れず、2時就寝。

今日は眠かった…。

そして、昨日、いろいろ捨てた中に、捨てちゃいけないものを一緒に捨ててしまったのを思い出し、ゴミ箱を漁るのでした。

 

長々と失礼しました。

今日はのんびり絵を描けて、楽しかったなぁ。