これは同性同士の恋愛を妄想したものです。それでもOKな方は下へスクロール。













俺が吸血鬼だったら。
君の体の血を全て吸い尽くして、肉体はミイラにする。

そしたら永遠に俺のモノになるのに。

う〜んと、俺の腕枕で又吉くんが、小さくうなった。
昨日の夜、俺を食べ尽くしたのに満足して気を失った。

いつもそうだ。
俺は彼を支配している。はずなのに支配されているのは俺の方だ。

彼とは頻繁に会わない。
だって俺、妻帯者だし。

たまに会うと、彼は誘うように笑う。
背を這うゾクゾクする感覚。
彼の手を取り、貪るようにキスする。

「朝かぁ・・・う〜」
「おはよう又吉くん」
「シャワー浴びてくる」
「行っといで」

のそのそと歩く姿は、昨日の彼とは思えない。
後から抱きしめて左肩に歯を立てる。
ガリッ。

「い・・・った・・・あ・・・っん」


流れ出る血を舐めとる。
鉄の味がする。
右肩の傷は治りつつある。

俺が吸血鬼だったら。
君を支配できるだろうか。

二人きり永遠に生きるんだ。

その方がミイラにするより、いいかもしれない。
抱きしめたら温かいし。

固まりはじめた血を、尚も舐める。

あ〜吸血鬼になりたい。