これは同性同士の恋愛を妄想したものです。それでもOKな方は下へスクロール。














取って代わりたいと思う。
君が奴に泣かされる度に。

長い髪を揺らしながら、彼が涙を拭く。
その頭をポンポンと撫でる。

「祐さんの浮気は今に始まった事じゃないじゃない」
「うん、分かってるけど」
「納得できないわな〜俺でも納得できないもん」

顔を上げた彼の顔はぐしゃぐしゃだった。
胸が詰まる。
と、同時に抱きしめたくなる。

俺も祐さんと変らない。
まったんを好きなのに、女の子と遊んでる。

だから手を出せない。
同じだから。

俺は強くこぶしを握った。

君を幸せにできる男は誰なんだろう?
祐さんでも、俺でもない。

それとも女?
どっちでもいい。
君が穏やかに笑い続けられるなら。

ごめん。
優しいふりして相談にのって。
俺が君の恋人なら泣かせてる。
今の君の恋人みたいに。

素直に愛せない。
ただ優しくしたいのに。
気持ちはいつも自分を裏切る。

彼を抱きしめて背中をさする。
涙が引いていくように。

大丈夫、いつか現れる君だけを愛せる人が。
泣かないで済むようになるよ。

それは俺ではないけれど。