これは同性同士の恋愛を妄想したものです。それでもOKな方は下へスクロール。











君は一人でいちゃダメだよ。
誰に狙われてるか、分からない。
俺とかね。

自販機の隣のソファー。
彼がいる。
また一人でぼーっとして。

「又吉くん?」
「徳井くんや。おはよう」
「何してんの?」
「綾部がうるさいねん」

綾部がうるさいのは、いつもの事だけど。

「吉村もうるさい」
「電話?」
「メールとかライン」
「うちは電話」
「うるせーな。綾部、声でけーし」
「それより…」

彼の顔が曇る。

「相手の女の人の甲高い声が寒気する」

又吉くんが腕をさする。

俺はこれをチャンスと見た。
彼の耳に囁く
「二人で逃げようか?」

彼が笑う。

「どこに?」
「俺の隠し部屋」
「そんなのあるの?」
「一人になりたいた時の避難所」
「へぇ〜行ってみたいかも」
「今夜、行こ?」

好奇心からか、彼の目が輝いている。
うん、と彼が頷いた。

やっぱチャンスだった。
勝負感、冴えてるわぁ。

今夜、奪うから。

綾部、お前が目を離してるから。
俺にかすめ取られる。

彼は狙われてる。
いつも誰かにね。
その一人が俺。

手に入れたら離さない。
俺の場合はね。