これは同性同士の恋愛を妄想したものです。それでもOKな方は下へスクロール。















後ろめたい気持ちが胸を締めつける。
君を見るたびに。

「綾部どうしたの?」
「あ?何でもない」
「珍しく、ぼーっとしてたから」
「してないわ」

ツッコミをいれる。
又吉の言っていることは、正確だ。
俺は又吉を見て固まっていた。

正確には見つめていた。

この気持ちを持て余して、はや十何年?
憶えてないくらい昔から。

その肩を抱きたい。
口付けをしたい。
抱きしめて離したくない。

そんな事は誰にも、言えない。
でも気を抜くと又吉を見つめている。

それを避けたくて、集まった芸人仲間とハイテンションで騒ぐ。
二人きりだと辛い。

この後ろめたい気持ちが消えない。
抱きしめそうになる手を無理やり引っ込めて。
キスしそうな顔を背ける。

いつまで、こうしているのか。
何時も今度は言おう、言おうと思う。
言えないまま、また日々は流れていく。