これは同性同士の恋愛を妄想したものです。それでもOKな方は下へスクロール。
愛や恋は何とも上手くいかない。
ましてや同性なら尚更。
抱きしめたはいいけど、この後どうしよう。
「徳井くん?どうしたの?」
「うん?先のこと考えてなかったわ」
「先?」
「キスとかしてもいいかな?」
「わざわざ聞くの?この状況で」
確かにそうだ。
抱きしめた勢いで押し倒した現状。
流れ的にキスなんか聞かなくても、出来る。
「でも何か了解とっておきたいかな〜みたいな」
「じゃあ、いいよ」
「じゃあって…」
いつになく弱気になっている。
嫁にもグイグイ行くタイプなのに。
又吉くん相手だとグイグイ行けない。
「あ〜何かやりずれ〜」
「考えすぎなんよ。キスの一つで」
「だよな。分かってるけどさぁ。頭に綾部がちらつくんだけど」
「ただの相方やって」
「又吉くんは、そうだと思うけど綾部の方は違うと思うよ」
冗談で又吉くんと恋人つなぎしただけで、
烈火のごとく怒る。
あれは相方の域を越えてる。
キスなんかしたのがバレたら、何されるか分からない。
本気で怒ったら、人間は怖い。
「やっぱ、やめとく」
「僕からしようか?綾部にも怒られんやろ」
「そっちの方が余計、怒ると思うよ綾部」
「理不尽やな〜あいつ女の子と遊びまくっとんのに」
もし又吉くんに女の子の誘いがあったら、何人もの芸人仲間や綾部が壁となって止めるだろう。
彼は自分が愛されていることに鈍感だ。
本当に愛とか恋とかはうまく事が運ばない。
どうすればいいのか。
途方に暮れるばかりだ。
とりあえず目の前の小悪魔を、手放すことから始める。