これは同性同士の恋愛を妄想したものです。それでもOKな方は下へスクロール。










あ〜美味しそう。
あいつもこいつも。
逃げる時、涙目なんだろうな。
それさえ俺にはスパイスにしかならないのに。

テレビ局の廊下の椅子に座りながら、缶コーヒー片手に見ていた。
みんな美味しそうだな〜って。

実際に食べはしないけどね。

「徳井くん?」
「あぁ又吉くん、おひさー」
「もしかして…」
そう言って近くの男性スタッフに指さした。
「美味しそうとか思ってたんかな?」

「鋭いね、又吉くん」
ニヤリと笑って見せた。

だけど「それよりもさぁ〜又吉くんの指のほうが美味しそう」
「嬉しないわ〜」
彼はそう言って笑った。

ほら美味しそう。
ちょっとした仕草がスパイスになって、美味しそうに見える。

君が泣きながら俺に《止めて》と縋ってきたら、もっと美味しいに違いない。

「徳井くん?」
「何?」
「僕の事じーっと見てたけど変なこと考えとらんよな?」
「鋭いね、又吉くん」

俺が本当に食べたいのは又吉くんだけなんだよ。
なんて言ったら引かれるから言わないけど。

食べてしまいたいほど、愛おしい。