(再掲載)もう一度出逢えたら19 修正 | 「山あり谷あり笑いあり」らんのblog

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インドアなのに司会やイベントに参加する方向音痴不思議さんの日々を綴ったり、小説や詞を書いたりする迷走系ブログ❗️時折、失踪してblog更新怠ります
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「李々子ちゃん、こんにちは」

不意に呼ばれて、李々子が振り返ると爽やかオーラ出しまくりの颯也が。

「ああ、えっと確か八神さん?」

颯也はポカンとした。

「八尾颯也だよ、忘れたの?この間店に来たときも、八幡さんとか間違えたしもう颯也でいいよ。」

と言うと、李々子は真っ赤になって

「あっそうでした。私、名前と顔を一致させるのが苦手で気にさわったらごめんなさい。永塚君の時もはじめのうちは間違ってたし。」

と言った。またもや意外な対応に颯也は

まだ永塚君呼び止まりなのか

と安心していた。

「あのさ、李々子ちゃん今度の日曜日って暇?2人でどっか行かない。」

と、颯也がキラキラした笑顔で言うと、李々子はキョトンとして

「今度の日曜日?今度の日曜日は仕事になってて、また今度みんなで行きましょう。」
「そっか、仕事かぁじゃあ仕方ないな。でもどうして皆なの?二人で良いんだけど。」
「え?何でってみんなで行った方が楽しいじゃないですか、せっかくなんだし。」

この子分かってない?それとも誤魔化してる?

颯也は平静を装い

「分かった皆でいこう。じゃあ休みとか聞きたいし、予定が決まったら連絡するから李々子ちゃんのアドレスを教えて、この前聞けなかったから。」

と言われ、李々子は

「まあ、それなら」

と言い、アドレス交換をした。颯也は優しく笑い

「後で必ずメールするから、じゃあまたね。」

と言い去っていった。それを見ていた松岡は

リーコさんが、アドレスをアドレスを教えてた。俺なんか半年かかって、仕事の連絡網で教えてもらったのに

と、放心状態で奥へ入っていった。
そんな松岡とは正反対に、ニコニコしながら颯也が巧馬のところにやって来て

「よう」

と声をかけた。

「八尾さん、また来てたんですか?なんか良いことでもありました?」

「さっき李々子ちゃんのメールアドレスGETしたから。」

チカッと目の奥がいたくなる巧馬。

「何でそれを俺に言うんですか?」
「お前が聞いたからだろ、なんか良いことあったのかって。」
「そうですけど」
「ふーん、そうそうまだ巧馬は永塚君呼びなんだな安心したよ。」
「どういう意味ですか?」
「俺グイグイ行くから、覚悟しろ」

といい店を出て行った。

「なんなんだ、あれって牽制?」

しばらくすると

「永塚~休憩いっちゃって。」

と、無線から聞こえてきたので、巧馬が休憩室に向かうと李々子がうなだれていた。
また、チカッと目の奥がいたくなる

「またか」

巧馬が呟いた。そんな巧馬に李々子が

「あ、永塚君お疲れさん。そうそう八尾さん?て人から、今度皆で遊びにいこうって誘われたよ、メールするって言ってた。」

と言った。一瞬の間のあと、巧馬は冷蔵庫からジュースを二本取り出し、一本の蓋を開けて李々子に渡した。

「はい」
「ありがとう」

巧馬は自分のジュースの蓋を開けながら

「それって、本当は2人でいきたいって言われたんでしょ。」

と言った。その言葉に李々子が

「なんで分かったの、そうなんだけど2人では無理だな。」

と言うと、ほっとした笑顔になった巧馬が

「リーコさん至近距離接近恐怖症だし、特に男性になれるまで時間かかるから皆でがいいと思う。」

と言った。その言葉に李々子は目を見開いた。

「ちょっと、やっぱりなんでその病名知ってるの、私たしか言ってないよね。」

驚いた表情の李々子に言われ、巧馬は口ごもったあと

「松岡さん雄大さんに聞いたから。それに、学会では発表されてるんですよ知りませんでしたか?」

とごまかした

「そうなんだ、永塚君ってまさか医者の卵?」

と李々子が聞くと一瞬きょとんとした巧馬は

いっ医者の卵って

「今から医学部に転部する気はないですよ。」
「そっか、実はその病名を始めに付けてくれたの仲の良かった後輩なの。」
「それってこの間お泊まりした時に教えてくれた後輩?」
「あの時言ってたの?」

巧馬が少し意地悪そうに

「うん他にもいっぱい、お泊まり楽しかったな」
「お泊まりって言うな」
「でも、そのお陰でリーコさんの事、色々分かったんだよ。」

と言うと

「恥ずかしいから忘れなさい」

と李々子は机に突っ伏した。

「忘れない…でも分かりました。」

そう言い、李々子の頭を撫で去っていった。

いっ今のなに

不意打ちに戸惑う李々子だった。