「ちゃーサークーといつも一緒」のふみさん家のクララが少し前から食べることもできず、元気がなかった。



そして急性腎不全と急性膵炎と診断が下った。

それも測定不能という数値で。

上の写真は最愛の息子ルイを見送ったひと月後。

女性アナウンサーの方達が朗読会を開催して、ふみさんが誘ってくれた時のもの。

ペットロスの題材の読み聞かせもあって、その渦中にあった私は、それまで本泣きができなかった
のに、その会で号泣してしまった。

その時にふみさんが連れてきたのがクララだった。
三姉妹の末っ子。綺麗なシルバーのティーカッププードル。大人しく賢い子。








そのクララが危険な状態に瀕している。
血液検査の数値も測定不能な状態で、連日点滴を受け、急変の可能性もあるので今日は入院になったらしい。

昨年の暮れで12歳という年齢。
まだまだあどけなさの残る容姿だが、立派なシニア。

油断ができない状態であることは間違いない。

ふみさんは、ここ数日のクララの様子を見て、少し覚悟をしていたのだろう。
三姉妹が順番に病院通いで、気が休まる暇もなかった。

悪戯に医学の力を借りて延命することが良いとは言わないが、クララは昨晩急変の可能性を指摘されながらも乗り越えた。

簡単な病状ではないが、ふみさんが諦めた時、そこで全てが終わる。

ルイの闘病を経験して、私なりに人間のエゴだろうかと悩んだことも事実。

ルイの生命力を信じてあらゆる手を尽くしたけれど、ルイがそれを望んでいたかは今でもわからない。

でも、"その時"はルイが決めたと私は確信している。
私がもうバイバイする覚悟が出来たことを見計らって、ルイはその日を決めたように感じた。

"頑張ったね。もうゆっくりしよう"って言ってあげられたから。

だから、ふみさんには自分がそう思えるまで。
クララがその時を決めるまで、見届けてほしい。

辛い作業だと思う。

お互い仕事を持っているから、そばにいてあげられない辛さもわかる。
 
でも、ふみさん。

クララは頑張ってるよ。
生きる力を信じようよ。