オペラ界の、というより音楽界のレジェンド、プラシド・ドミンゴさんが日本デビュー50周年を記念する最後の来日公演をされたので聴きに行って来ました。レジェンドの魂の歌声に圧倒されたコンサートでした。
長きにわたる現役生活で85歳を超えてもなお、その声にハリと艶があり、現役として舞台に立ち続けている姿勢は驚異的です。
ドミンゴさんは「三大テノール」の一人でルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラスと共に、世界にオペラの魅力を広めた偉大な歌手です。
ドミンゴさん御年85歳と言うことはノリ君の御両親と同じ年齢なんですね。
前から6列目だったので、とっても見やすかったです。
“オペラ界の帝王”と呼ばれるに相応しい世界中で引っ張りだこのスター歌手であるドミンゴさんは声種をテノールからバリトンに変え、オペラの役柄で言うと父親、戦いに敗れた男、恋敵、などのより大人な、もしくは陰のある男を中心に歌っておられます。
バリトンのために素晴らしい役を数多く書いたヴェルディのオペラを得意としておられます。
第1部はジョルダーノの「アンドレア・シェニエ」より《祖国の敵》や、ヴェルディの「マクベス」より《裏切り者め!憐み、誉れ、愛》などオペラ・アリアを歌われた。1部の最後には、ソプラノのモニカ・コネサさんとデュエットも歌われた。
20分の休憩が終わって第2部が始まるとシュトラウス2世「こうもり序曲の指揮をされた。オペラの魅力を最大限に引き出す指揮者としても500回以上の公演で指揮を務めておられます。
ノリ君が歌ってくれるTu ca nun chiagne(泣かないお前)のカンツォーネをドミンゴさんの生声で聞けて感無量でした。
モニカ・コネサさんとダンスを2回も踊って見せてくれて全ての所作から品格がにじみ出ていました。それにドミンゴさんは茶目っ気があってスタンディングオベーションで観客が興奮のるつぼになって拍手が鳴り止まないので楽譜を指差して、もう1回歌う?みたいなポーズを取ってくれるユーモアのある方でした。
今年30歳になるソプラノのモニカ・コネサさんはデュエットでもドミンゴさんと息もピッタリと合っていて2部の最後のペネーリャの「僕は闘牛士になりたいんだ」では衣装の赤いショールを闘牛の赤いマントに見立てて振り付けしながら歌って下さるので情熱的でドミンゴさんとの掛け合いも見応えがありました。
アンコールも3曲も歌って下さり、私にとって最初で最後の生ドミンゴさんを体感して一生の思い出になりました。ありがとうございました。






