砂時計涼やかに風を纏うようにひょうと人の波間を抜けるそんなあなたのようで居たかった缶ビール片手の宵のうちテレビ相手のはしゃぎさえ些細に引き寄せる姿手を重ねたら静けさ落ちて進む時間を歩める気がしたあなたが触れて切なくて風を纏うなんて無理そうでやわらかに温もり抱き締めた砂を返せば戻れると小指で口づけなぞる髪幾たびでも返す星の砂