町の景色 | 緑のアロマ 青い波音

緑のアロマ 青い波音

日常と拙い詩、他愛のない話、情景の切り取り

それはどこだろう

わたしには幻のような
花の居場所

香る誘いに
町を行く
青空の中に
ビルや電線の
絵を見つめながら

あなたの呼び声
香る声
行き過ぎては
戻って進む
町のあちこち
鳥が鳴く
あと押す背中に
風が吹く

あなたが張ったその電線
切なく辿り
心に向かう

漂う甘さ
心を満たして
見えない場所に思い馳せ
歌うささやき
空に見る
彩る景色は
賑やかに調和して
町を抱いていた