乳がんの手術を受けた翌日、家庭医のところへ出向いて、病欠の診断書をもらいに行きました。手術の予定が決まった際に、翌日のこの診断書をもらうための予約は取ってありました。
日帰り手術とはいえ、全身麻酔で、夜中に家に帰宅、の翌朝。
痛みはほとんどありませんでした。腕が上がらないこと、歩くと少し胸に痛みが響くくらい。でも、家庭医は家から徒歩20分。付き添ってくれるはずの夫は、せっかちなのでついつい早歩きになる始末。一人で行った方が気楽だったかも?と思ってしまいました。
診断書も手術をした病院で、手術後すぐにもらえてれば楽なのになあ。。。
そして手術の傷。
この日の朝、シャワーを浴びた際に、傷テープをはがそうと思ったものの、
テープを引っ張ったところ、縫い糸も一緒にひっぱってしまった
それで少し驚いて怖くなってしまってはがすのをやめました。
テープは本当に簡単に3㎝くらいの長さで2本ばってんに貼られていたのみ
拍子抜けするくらいのさっぱり感。
もうだいぶ前になりますが、やっぱりスペインで開腹手術を受けたことがあります。
この時の記憶があるので、今回は病名的には重いけど、術後の体は本当に楽でした。
痛み止めも3回程、念の為にと思って飲んだ程度で、痛みはほとんど気になりませんでした。下半身が痛くないので、動ける、歩ける、ご飯もおいしいまま。
腕も気がついたら普通に動くようになっていました。
前回は、病名は軽いけど、術後はしばらくは動くのが大変でしたし、食欲もしばらくはなかったです。
なので、自分自身でも少し混乱があります。
時々、これは全部冗談かも?と。
だって私動けるし元気だしご飯もとてもおいしいよと。
なのになぜ手術を受けて、これから治療に入るのだ?と。
そして同時に、いや、ありがたいことでしょ?初期で見つけてもらえたんだよ?と自分に問うてしまったり。
術後3日目くらいから、胸の内出血がひどくなりました。
これも術後だから普通だと思うものの、誰かと比べることもできないし、入院中だったら、
看護師さんに簡単に聞けるのにと思いつつ。前回の手術時は3泊入院をしたので、
術後の傷も見てもらえていた安心感があったなあと思い出したり。
そして術後8日、抜糸をしてもらいました。
「傷口はきれいだね、でも内出血がひどいね。大丈夫、少しずつ体内に吸収されるから。」と言われました。
なのですが、この日から急に肌が敏感になったようで、下着がこすれて痛い、かみつかれたような感覚。下着と肌の間にガーゼを一枚挟んだら解消されたので、それからガーゼを挟むようになりました。
そうしてさらに1週間くらい経った頃、痛みが増してきました。
ガーゼに少量ではあるけど、出血の跡。
出血は数日経っても収まらず。とはいえ、救急に行くのも面倒。
ちょうど近い日にちで、全く別件で家庭医の看護師さんとの予約があったことを思い出し、ついでに相談しちゃえと、相談しました。
看護師さん曰く、「変よね、傷口はきれいなのに。でもねえ、血種を押すと出血するのよね。熱もないから、炎症は起こしていないと思う。でも念の為救急へ行ってちゃんと診てもらって!」ということで、
結局救急へ行ってきました。
血液検査からは炎症の反応の数値は出ていないので、血種から血液が体外に出てきているだけ。毎日冷やして圧迫しておくようにと言われました。この時の処置は大きなガーゼで胸を覆われ、きつめに貼られたテープでした。
術後の傷テープの簡単さとは大違い
しばらくは出血もあるだろうと言われ、その通り数日後、出血もなくなり血種も小さくなりました。
担当医との術後の診察も手術の20日後くらいにあり、病理検査の結果も聞けました。
断片陰性で、がんはその場にとどまっていた初期のものだったと。
ここからは放射線治療とホルモン治療5年間。
そして、乳腺外科の担当医との診察はしばらくなくなり、この後からは担当医が放射線医に移るとのことでした。
ここで、一区切り。
もしかすると、手術が終わっただけで、本当の始まりはここからかも。。。
ブログと関係ないけど、スペイン南部マラガの海。
陽光煌めく海岸、でもこの写真は確か11月だった記憶が。。。
イワシを食べたり、ピカソ美術館に行ったり、ただ海をぼーっとみたりにいいところ。
また近いうちに行きたいな、マラガも。
行きたいところがたくさん。元気でいないと。