原爆は戦争を終わらせる為の手段と言うアメリカの議員発言に対して、被災地広島の市長はどのような考えをお持ちなのか?を問われた部分の書き起こしを切り取り無しで掲載させて頂きます。
要するに、誰がどのように考えようがそれを批判する立場にないと。歴代の核と戦ってこられた広島市長、長崎市長の想いを踏みにじる保身発言です。現在進行のガザへの執拗な壊滅作戦をしているイスラエルも核を使ったら手っ取り早いよ?と言ってるような意見に対する回答がこれか? そこまで思いが至らないんか、至っても言えないんか。いずれにしてもその任にあらずな発言。最後は恫喝っぽいし・・・・・
NHK)
アメリカ共和党の上院議員からですね、広島・長崎の原爆投下、これを正当化するような発言を繰り返している状況があります。これについて日本被団協が撤回を求めて抗議をされたり、日本政府からもですね、上川外務大臣からも極めて残念だという発言も公式に出ております。先ほどのサミット1年で核の廃絶を目指す目標ということの発言もありましたが、これも1人の発言のみならずやはり、現下の状況を踏まえると看過できない発言なのではないかと思いますが、市長の受け止め並びに被爆地広島からですね、何か抗議するご予定などないかお考えをお聞かせください。
市長)
これは先ほど、申し上げた考えと軌を一にするんですけども、アメリカの大統領もね、G7のときに見えてですね、そういった核のない世界を目指すということでね、表明されておるということの中で、多分核兵器をなくすというのはそういう核兵器を使ったことそのものへの反省といいますかね。そういうこともあり今後は使わなくしようというふうに考えるからこそ、そうだなということになると思うんですけどもね。いやいやあのときには、戦争終結するためにね、当然だった。だから、場合によってはね、使うことがあってもいいというような論理に傾く〓ですね。それは私が申し上げた、理想に向けてこれからやっていくべき方向とね、逆行しますからね。そういった考え方を、やっぱり改めていただくということはお願いしたいし、そういったことをですね、先ほど申し上げたように市民社会ですかね。こちらからしっかりと突き付けていくということを言った社会なんですよということを考えていただきたい。
ただ、世界70億、80億おる中で、市民が全部そうかというと、いや、核武装がいるんじゃないかということを為政者が言うぐらい、その方を支持する方も一定程度おられるという、この現実がありますからね。それから市民社会の中でのまず考え方としてそういったものが、自分たちの人類でね、多大な悪影響を及ぼす、自分たちそのものの存在を否定することに繋がりかねない発想だということ、もっともっとこう理解を深めるということをやりつつですね、こういった状況ですよということを、そういった為政者に届けられるような状況を作っていきたいなというのが自分の思いです。
NHK)
確認ですが、市長の思いに加えて、広島市から何か公式な抗議や文書などは、予定ありますでしょうか?
市長)
今んとこは考えてないんですけどね。というのは、私自身はもし言うとすれば例えば、抽象的ですけどね。世界で70億80億おる市民がね、例えば99%はね、そんなこと思ってませんよと。だからそれをわかってくださいというような状況なんかになればね。いいんじゃないかなと思うんですけど、そういったことをやる一助みたいな思いで実は平和首長会議というものを設けて、加盟都市を増やす、そして加盟都市の首長さんも同意していただいてだから、民主主義だから1人1人が全部同じとは言わなくてもその都市全体として多数決ですかね多くの方が平和首長会議の考え方を持って、そうすると、そこの市民を立ち上げるとね、どれくらい人数があるそのことで、10億以上あるだろうと、1万都市を目指すからもっと増えるだろうと、そういった構造といいますか、そういうこともちゃんと示しながらね、考え方をあるべき方向に持っていってくださいということを言うようにしていきたいと思ってそうですね、やっぱり一つひとつでそこがおかしいと攻撃するよりかは、そういう環境ではないですよ、あなた方もそういった考え方を改めるような状況があるんですよということを言えるような状況設定にですね、私自身は力を入れていきたいというふうに思っています。
広報課長)
よろしいでしょうか?それでは他に質問はございますでしょうか。
フリー)
先ほどのNHKさんからの質問に対するお答えを受けてのあの再質問なんですけども、市長はその平和文化の振興ということで冊子も作られて、そこにはあらゆる暴力を否定する文化を構築するというふうにおっしゃっていると思います。
冊子『平和文化の振興』 - 広島市公式ホームページ|国際平和文化都市広島市、平和文化、平和文化の振興、冊子www.city.hiroshima.lg.jp
先ほどおっしゃったように市民社会に訴えてそういう為政者を、核兵器を否定するような為政者を支持していくようなものを作っていく、文化を作っていくということも当然必要なことだと思うんですが、先ほどNHKさんからの引用があった発言というのは今まさにイスラエルで起きていることに対することを受けてのアメリカの議員の発言だったというふうに認識しておりまして、今まさに起きてることに対する出来事の中の文脈として言われているので、やはりここは暴力を否定するというふうにうたっている広島市がですね、明確にそれは違うんだというような形の抗議をするということが必要なんじゃないかと思うんですけども、改めまして、抗議の必要性が今のところないというおっしゃる理由を教えていただけませんか?
市長)
今の質問、必然性とかいう言葉を使ってないということもあり、弁えていただきたいですね。 抗議しなきゃいかんか、というような議論はしておりません。私は、本来市民社会がそういった意識を醸成するということに力を入れていきたいと考えておるということを申し上げて、今抗議するかどうかについてはまだ、担当者と議論してないから判断してないと申し上げたんで、いらないということを言ってないってことをわかっていただきたいんですね。自分たちの主張をね、私が言わないからどうなんだと、そういう質問そのものですよね。それって非常に失礼だと思うんですよね。暴力を是認してるわけじゃありませんし、市長としてこの場で発言することはどういう効果があるか、影響があるかということを考えながらやっていきたいと思います。皆さんは自分の意思として表現の中でやっていただいていると思う。自分たちの言うことを市長が言わないから必然性がないかと、そんなこと行っていませんので、ぜひ考えていただきたい。