『神聖少年図鑑』
第ニ章・天野さん
少年→少年→少女という
一方通行の恋を書いています。

2・天野さん
ふと最前列の席に座る
金井くんに目をやる。
華奢な体、透明な肌。
見るものを穏やかならざる何かへと
導くような不思議な吸引力。
あの怖いくらいの魅力は、
きっと私たちが近づくことの
できない刹那的な終焉を纏って
いるからなのかもしれない。
叶わない。
そんな思いが胸を貫いた。
彼は私のママと同じ。
人生の一部に死があるという日常。
厳密には違うけど、
常に死を意識していて
いずれそこに飲み込まれていく
自分をしっかりと自覚している。
私はどう?
何もかも投げ出す自分を
疑ったことはない。
私にだってできる。
けど、広瀬のことを考えると
途端に分からなくなる。
せっかく音流(ねる)という名前を
もらったのに。
まだどこかで自分を通したいと
思ってるみたいだ。
何、この中途半端。
私はママが理想とした
カンパネルラには
なれないんだろうか。
【続きます】
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