病弱な高校生少年と級友の友情を描いた物語です。憧れが羨望になり嫉妬になり、やがて愛情へと変わってゆく思春期の繊細な心の揺らぎを連載でお届けしたいと思います!

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

「広瀬が好きなの?」

ほら、絋いう不躾(ぶしつけ)な

言葉。これも僕が招いたことだ。

 

 

 

 

ここは鼻で笑いながら

「くだらねぇ」って言うところだろ。

 

 

 

 

バカみたいに唇震わせて、

皮肉な笑い一つ作れなくて、

相手を睨みつけることすらできない。

 

 

 

 

心臓がドキドキし出して胸に手を

当てれば、相手は恐れをなして

逃げてゆく。

 

 

 

 

また別のやつが、バトンタッチと言い

ながら近づいてくる。

 

 

 

 

「ずっと見てるっしょ?

広瀬のこと。ねえ、金井くん。好き

なんでしょ? なら思い切って

告白しちゃえば? 今ってね、そういう

時代だから。

 

 

 

 

男とか女とか関係ないの。

いいんだよ、恥ずかしがんなくても」

僕が反応せずにいると、ブフッと

吹だし笑いをしながら、

 

 

 

 

「ダメだ、笑っちまう」

と言った。また別のやつが入れ替わる

ように現れ、

 

 

 

 

「広瀬って女振りまくってんの

知ってる?」

と僕の耳元で囁いた。

 

 

 

 

「どんなに可愛い子が来ても

断っちやうんだって。なんかさ、

不能なんじゃないかって噂も

あるんだ。

 

 

 

 

でも、そもそも女じゃ勃たない

ってことなのかもしれないよ。

これはビッグチャンスだよ

金井くん。

 

 

 

 

幸い、あっちも君のことは

だいぶ気にかけているようだしね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【続きます】

 

 

 

 

 

 

 

 

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