赤血球について

赤血球の立体構造の特徴は①両面中央がくぼんだ円盤状で、それによって②大きい表面積を持つことである。
この特徴は機能的に合理的である。
①は変形のひずみの力に対して細胞膜にかかる力が少なくなるので、変形しやすく、溶血しにくいこと
②は酸素、二酸化炭素の交換が有利であること
があげられる。


赤血球の主な機能は酸素の運搬である。この機能は赤血球内のヘモグロビン(Hb)と酸素の結合および解離によって発揮され、以下3つのことでコントロールされている。
 1. pH
 2. 2.3-BPG
 3. 酸素分圧

1日に産生される血液量は、血液量が体重の1/13で、赤血球の寿命が120日であり赤血球が血液の大部分を占めていることから
体重70kgの人だと45mLだと仮定できる。

赤血球の産生を特異的に刺激する因子(ホルモン)はエリスロポエチン(EPO)である。

赤血球が寿命を迎えると、脾臓マクロファージに捕食貪食され分解される。

前赤芽球から赤血球になるまでには6段階存在する。
1.前赤芽球
2.塩基好性赤芽球
3.多染性赤芽球
4.正染性赤芽球
5.網赤血球
6.赤血球
1~3まで細胞分裂能を持ち、2~5までヘモグロビンの合成を行う。ヘモグロビン量が多くなるのに反比例してRNA量は減少し5で細胞核は欠落する。また5になると骨髄から末梢血液に移動する。