こんにちは。

もふおです。

今回は、金星蠍座を題材にした、ルーラー/ドミサイルとデトリメントについての話です。長いですので、お時間ありましたらどうぞ

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今回はですね、私が考える金星蠍座のdignity問題について書きたいと思います

蠍座の記事ではお約束となりますが、全ての蠍座さんには該当しませんのでご注意下さいませ。可能性の一つとして読んで頂けたらと思います

また今回の記事は、私の個人的な解釈が多分に含まれますので、本来の占星術とは少し離れている可能性があることもお含みおき頂けたらと思います。よろしくお願いします。

さて、惑星にはエッセンシャル・ディグニティーと呼ばれるサインでの支配権のレベルに違いがあるという概念があります。とても簡単に言ってしまうならば、それぞれの惑星には本領を発揮できるサインとそうではないサインがあるという感じです。超ザックリです

dignityは、品位・品格という意味がありますが、尊厳・威厳という意味もあります。

それぞれの惑星はあるサインでは尊厳を守られ、威厳を保てる＝同時に品位と品格も保たれる…と個人的には思っています。自分の尊厳を保てる・威厳が放たれる場所というのは、人間の世界でいうところの“適材適所”と呼ばれる場所で、自分の個性や力を存分に発揮できる環境に身を置くというようなイメージでもあります。

稚拙な例えですが、例えば、周りからの評価として、○○さんは○○部署だと動きが変だし、なんか空回りばっかだったけど、○○部署に異動してからなんか生き生きしてるしバリバリ結果だしてるよね言ってることもやってることも理にかなってるんだよな

みたいな、状態や状況が惑星の滞在するサインにも起きているというようなイメージで、エッセンシャル・ディグニティーの概念＝惑星の支配権のレベルに影響してくるのだと思うのですね（この安易さ・言葉の軽さも御勘弁下さい）

惑星の資質によって支配権を発揮できるサインがあり、上手く発揮出来ない・苦戦する・中々可能性が見いだせない・空回りするみたいなサイン(場所)があり、

その場合の実際の我らの行動には、周りの理解が得られない・噛み合っていない・理不尽に感じる・納得がいかない・モヤっと感が残るというような印象を与えることがあると思うのです

どうも占星術をやっていると、“惑星の動きに囚われている・影響を受けている”という書き方をしてしまう場合が私自身にも多々あるのですが、本来は、宇宙の中の惑星にも“役割や義務”があり、滞在するサインが何処であるかの前に、惑星としての責任がありますから、惑星は配属されたサインの元、常日頃から力を発揮しているわけなのです。

とは言え、ディグニティーの問題は、変な話、惑星にも得手不得手があるということでもあるでしょうから、結局動いているのは人間、影響も受けるのも人間なので、この辺は考えても仕方のないことかもしれません

(実際はそうではありませんが)惑星も尊厳を保てなくなるような、支配権を持てないような、責任を持てないような、空回りしているように見える場所があるので、惑星も大変です(まさかの、惑星目線)

で、ここまでを前置きとしまして、今回は、金星のディグニティーの話から考えられる金星蠍座の行動の不可解さ()について個人的に思うことを書いていきますね

無料画像からお借りしました。

トランスサタニアンも振り分けに入るディグニティ表もあるようですが、今回はこちらの表を利用させて頂きます。

蠍座

だけでいうと、

ルーラー/ドミサイル(住居・本籍地)は火星ですので、火星にある蠍座は、先ほどの例でいくと自分の力を存分に発揮できるサインになりますので、ディグニティー(品位・品格・尊厳・威厳)が保たれる場所にありますから、支配権を発揮できるわけです。

ディグニティーが保てるという状態というのは、その場でその環境で自身も自信を持って立ち回れるわけですし、自己矛盾もないはずなのです。同時に、自信を持てることには、責任を持つ余裕があるのではないかと思うのです。

自身の中に何の曇りもなく動いている人・自分の中に迷いがない、そういう人の行動には、環境と状況のマッチング感や統一感があり、その空気感は周囲を納得されるものが放たれているのだろうと考えています。(個人的はルーラー/ドミサイルに位置する惑星が無いので憶測の範囲に留まります

)

なので、蠍座に火星を持つ方の行動というのは、熱い感情がダイレクトに相手に伝わる要素(威厳)が強い気がしています。真っすぐ、情熱のままに、一点に向けられた場合の集中力は、対象物が人間だった場合、向けられた相手はズギャン感が熱々に伝わるかもしれません

この熱は、ルーラー/ドミサイルにあるからこそ、健全に燃える(健全に見える)のだと思うのですね

そこに圧や熱

を感じたとしても、一番大きな影響は、自己も周りも矛盾や疑問、オヤオヤ

感や、違和感を感じないのが品位の良さであると思います。このルーラー/ドミサイルの説明で分かりやすく伝わっているのは、ディグニティーでルーラー/ドミサイルにある惑星は自分の家の中にいるような感じ・自分らしく居られるという場所であるという話ですね。ドミサイルの意味がそのままですね。

さて、問題は次です

ルーラー/ドミサイルとは正反対の意味を持つ場所デトリメントです。このサインにある惑星は“弱点が協調される”とされます。自分自身が居心地の悪い状況や環境下で惑星が動くことになります。惑星に影響するということは自分自身の行動にも影響があるわけですね

デトリメントで動く惑星には、本人以上に周囲が“違和感”を抱くと個人的には思っています

先ほどの稚拙な例に例えるとしたならば、○○部署の○○さん、動きが上が求めているのと違うんだよね

、なんか部署になじんでないよね、たまに変な事するよね

、余計な事するよね

的な、モヤモヤ感を抱いたり、その場での統一感が生まれない、その場から外れた・浮いたようなという状態に周囲の目には映る可能性があるのです。

デトリメントに当たるディグニティーを持つ惑星は、居心地の悪い思いをする場所にいることによって、その違和感をなんとかしようと“もがく”可能性があります。けれども、その場所にいる限り、そのもがき(行動のあれこれ)には、統一感がなく、普通ならやらないような動き・考え方であったり、周りとのバランスを損なう動きとなって、表面化している時があります。

居心地の悪い環境下では自分自身にも自信が持てない・思うように出来ない・責任が持てないというような違和感や矛盾を自分自身にもどこかに感じている状態ですから、品位や品格に欠ける、当然支配権を発揮するには評価が低くなるという可能性が否めません

この惑星のディグニティという観点から蠍座

にあるデトリメントの金星を見た場合、どのような“弱点が強調される”のでしょうか

昔にどこかで書いた記憶があるのですが、見つけるのを諦めました

例えばですが、蠍座

の愛情は深く・一点に集中するという意味で一途であるように表現されますが、集中していく過程で“よく見る”というのがあります。この見るという行為は自分の求めている対象の芯や核まで知りたいという探求心からやってきますが、自分の求めている対象に対して、また自分に対してもどこかで不安視している可能性があります。

金星は本来女性原理に基づくような、喜びや快楽・愛情や美・調和や柔らかな魅力などを表現しますが、蠍座にある金星は、探求心が猜疑心に変換され、徹底的であることが執念に変換されていく場面があるように思っています

どこかで、いつも不安感が拭えないのです。

ルル・ラブア先生の金星蠍座の解釈をここに一部引用させて頂きますが、金星蠍座は、【感情の深刻さゆえか、人生の幸福な事柄さえも喜びを得ることが難しいようです。愛情は真剣で、むしろ性的深みを帯びますが、愛の力を確信しているため、困難な状況下にある恋ほど魅力を感じやすいでしょう。秘密主義で情熱的な反面、嫉妬心が強く、強烈な愛情が一転して憎悪に変わる傾向を持ちます】とあります。

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素直に喜べない(金星の喜びを素直に受け取れない)のは結構あります

例え愛する人と時間を共にしていても、目の前の人への愛を確信していても、常に相手を疑うような気持ちや想いが脱ぎいきれない、愛を信じているけれど、この愛がいつ終わってしまうかわからない…みたいな想いが常に自分の中に共存している…というのが、私個人的な金星蠍座にて感じている事です

どんなに幸せな状況下ナウでも、対極にある永遠の別れや関係の精算への想いや不安は常日ごろから自分の想いの中に同在しているというのがしっくりくるかもしれません。常に両方を持ち歩いていますので、例えば、その日相手と喧嘩したとしたら、もう関係を精算しようと想う事が結構あります

しかも、後先も何も考えずにこの感情だけがウサイン・ボルト並みの俊足さを見せます

なんでそう極端な話に走るねん

的な思考回線を常時完備しています

(おだまり)

その日の感情のやり取り次第で、紙一重に愛１００と別れ１００に振れる感情が自分の中に常にあるのです。おそらく、この極端さが行動に出た場合、金星蠍座の品位・品格の低さみたいなもの(正確な表現は違うと思いますが)が相対する相手の目には奇怪にも、突然にも、違和感にも、絶望感や呆れにも怒りにもなって映るのだろうと思うのです。

また、金星蠍座の行動に、相手の想いを試すような行動・相手に裏切られたと思って突然の別れを告げる・勝手に音信不通になるなどの完全なる違法行為(

)が見受けられますが、この辺の行為も通常ならありえない事、違和感を感じさせるような動き、全体を通して一体感がない動きです。この金星の品格や品位の低さ(金星の美しさが損なわれるような…)が、恋や愛の場面で残念な印象を度々更新してしまうという潜在的な原因なのではないかと思っているのであります

おそらく、蠍座の金星には“自分の思い通りにしたい”という執念深さが強く出る分、相対する皆様への要求や要望が強めに出る可能性があると思うのです。そして、自分はいいけど相手は許さないという非業さが表面化することもあります。

これらの行動が例え、“金星がもがいている”のだとしても、場合よっては“理不尽さを感じる”景色に遭遇する事が沢山あると思うのです

私自身も相手の金星蠍座に理不尽さを感じる事がありましたから

ですから、一環していないと感じさせてしまう愛情表現や一方的な横暴さが目立つ行動の数々に、蠍座は自分の愛情に責任を持っていないのか

と思われてしまわれる方も多くいらっしゃると思います。理不尽さのを多くを目の当たりにするたびに、がっかりさせてしまうことも、悲しませてしまうことも、傷つけてしまうこともあるでしょう…。この辺は本当に金星蠍座の難しさであり、明確な答えや解決が私自身にも見えない難題(もがいている)となっていることは確かです。

だからといって、全てをデトリメントにある惑星だけにするつもりはありません。惑星の影響にも惑星のせいにもしたくありませんが、恋や愛の光景として皆さんの目の前に“永遠にもがく金星蠍座”が登場してくる可能性があるということを占星術の視点からお伝えさせて頂き、この話は終わりにしたいと思います

長くなりましたね。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

言い訳にも聞こえてしまうかもしれません＆個人的な解釈が多分に含んでいることを改めてご理解いただけたらと思います。

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こちらからは、以上です。

もふお

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