こんにちは。
もふおです。
今回は久しぶりに人物観察についての話です
中年の危機(だいたい36~42歳)を迎えているであろう人物を考察しています。
あくまでも、私の個人的感覚&視点ですので、むなくそ悪くなる人がもいるかもしれません&夏の終わりの怖い話になるかもしれません。(中年の危機を迎えている人にとっては)
故に、閲覧注意です
あと、長いです(毎回です)
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お恥ずかしながら、私は転職が多くてですね、今は落ち着いて仕事をしておりますが、20代30代はせいぜい4年持てばいい方で、なにかしら理由を付けては会社を変えておりました。
一応スキルアップという体で会社を変えておりますので、職種は変えていないのですが、いくつか会社を変えているので、その時々で色んな人に遭遇するわけなんですよね(中年の危機以降職種が変わりました。)
で、どうしても占星術的に人間観察してしまうのですが、そういった中で土星回帰あたりの人(29歳から31歳くらい)と、中年の危機(だいたい36歳~42歳)当たりの人に起こっているであろう変化を薄々感じ取れるようになって来たのです(ほんまかいな、気のせいや)
気のせい…かもしれませんが、このまま続けます(オイ、コラ)
これは、一緒に仕事をしているからこそ思うことなので、知らん人を見て、
あなた『土星回帰だね』とか、
あなた『中年の危機やね』とわかるわけではありません
で、今回は、以前『中年の危機』と呼ばれる期間に突入している人を見て思ったことがあったのでそのことについての考察を書いてみようと思います
占星術的に『中年の危機』とは、ネイタルの冥王星にトランシットの冥王星がスクエアを形成する期間の事で、自分の魂が磨かれるシーズンとも言われます
占星術と関係無い所では、ミッドライフ・クライシスと呼ばれる時期で、“中年期特有の心理的危機、また中年期が陥るうつ病や不安障害の事をさす”とあります。(Wikipediaより一部引用)
“魂が磨かれる”なんて聞くと、なにやら崇高な出来事が起こるのかとワクワクしてしまう人がいるかもしれませんが、“魂を磨く”ということは、良くも悪くも、今後も印象に残る体験が待っている可能性があるのです
“魂”なんてもんは、そう安々と磨けるもんじゃありません
こればっかりは、ネイタルの冥王星がどのようなアスペクトを取っているかにもよりますから、一概にこんなことが起こりますという断言は出来ないのですか(ネイタルの冥王星があるハウスでの事象と予測出来ます。)、
“魂”ってこうやってしか磨かれないんだなっていうのが、中年の危機を経験した私の個人的な感想です。
冥王星は、破壊と再生の惑星ですから、文字通り、それまで自分が築き上げてきた事が何かを引き金に破壊、そして再生を果たしていくというイメージ通りだったと私は思っています。
冥王星の公転周期は遅いですので(ホロスコープ一周するのに248年)、私の感覚では、破壊から再生までに約3年を要したという体感を持っています。
超怖いじゃんってなりますけど、“魂”が磨かれた後の人生は、(今の所)結構生きやすくなっております一度磨く必要があるから『中年の危機』が全員に用意されているわけなので、どんな荒波でも乗り越えてからの展望は結構明るい気がしています
で、ちょっと話が脱線しそうなので戻しますと、
私が『中年の危機』エリアに入ったであろう人物(女性)の仕事ぶりを見ていて、こりゃそろそろ色々な変化(彼女の内部での葛藤)が来ているな・・・と思ったことがありまして、
伝え方が難しいのですが、なんていうか、
本人が立ちまわっている人物像と、周りから見える彼女の人物像が乖離(かいり・理想とかけ離れるみたいな)していくという印象を受けたのです。
本人は、本人の今までのやり方(仕事の取組み方、信念、大事にしている事)が勿論あるし、今までの(少なくとも働きながら培ってきたこと)経験を元に業務についているのですが、
どうも本人の信念とか、こだわりが転換期(『中年の危機』)を迎えているが故に、思うように進まない状態を引き起こしているのでは無いかと眺めていたのです。
その時の彼女の状況を簡単に言うと、
“今までの自分の信念とこだわりで貫いてきたことが、全く通用しなくなった”という感じです。
例えば、同じ内容の仕事を、彼女と彼女よりも年齢がだいぶ年下の人達に取り組んで貰った時、彼女は年下の人達のスピードに全く追いつけなくなり、そればかりか、その効率は日を追うごとに悪くなって行ったのです。この部分は本人にかなりの焦りを生んでいたようです。
しかし、年齢が上である彼女は、更にプライドが邪魔をして、下の子には強い口調で指示を出し、でも仕事の効率は悪く、若い子達より随分生産性が上がらないので、上司には自分の生産性の悪さを平謝りするという(出来てない事は理解している)、おかしな絵図らが展開されるようになって行ったのです
そんな彼女の周りの評価は、下の子からは、正義感強いけど、なんか面倒そうな人、上からは責任感は強いんだけど融通が利かない人物というような印象となっていたようなのです・・・(これは後から聞いた話ですが。)
彼女は人一倍責任感が強く、それ故に何事にも真面目に取り組むのが美点なのですが、その彼女の信念と、こだわりが強すぎる面が全て裏目に出ることが多くなり、日増しにそのあべこべな様子が他の人達にもそれとなく伝わって行ったように思います。
仕事の生産性はほとんど上がらないのに、仕事に対する責任感の強さだけで、自分が出来ているように振る舞ってしまう、でも、本当は自分が全然出来ていな事を悩んでいて、それで毎回上司に平謝りしている・・・。
本人が立ちまわっている人物像(それなりの年齢と経験が積み重なった人物)と、周りから見える人物像(簡単に言えば、本人が言っているわりには、実績が上がらない人物)の乖離が激しくなる一方で、彼女の美点である責任感とこだわりは、いつしか少し微妙な空気をまとうものへと変貌していきます。
なぜ、この状況が『中年の危機』なのかって言うとですね、
一言で言うなら、
色んな出来事を通しての“葛藤”です。
このような状況を上司も良しとはしておらず、彼女の責任感の強さと真面目な性格を考慮し、仕事の進め方や手順などの再確認や手厚い指導等を行っていたのですが、
彼女は上司の指導を表面的には受け取っているのですが、結局自分の生産性の無さを謝るばかりで、その割には、本来の自分のやり方というのを一切変えなかったのです。
そればかりか、効率が上がらないなら、責任感で絶対にミスをしないという方に舵を切ったようで、更に仕事の生産性が落ちていくという悪循環に自らハマって行ったのです。
この時の仕事内容というのは、正確性も勿論必要なのですが、生産性(スピードを上げて仕事をさばく)が最も必要な時期と状況でしたので、彼女の動きは、会社側がその時に求めていたこととも乖離して行ったのです。
社風や経営理念、その時の会社のスローガン的なものの趣旨を理解している&会社の方針に沿って仕事を進めることは、組織に所属している限り必要最低限の心得です。
組織の方向性と違った方向に、責任感や真面目さを出して邁進したところで、会社からの評価は遠ざかる可能性があります。
努力や頑張りでカバー出来ることではなく、会社が求めている事に自分の力を発揮するから、評価されるのです。
お門違いな方面への自分都合な努力をしてるから、頑張っても評価されないと嘆く人がいるということです。
彼女は、変わらず、自ら評価とは真逆の方向に進み続けました。
おかげで彼女は、自らを孤立させていく(自分で自分を追い込む)という負のループに進んで行ったのです。
『中年の危機』というのは、路頭に迷うようなもので、上手く行かない事で、自信も削がれ、勝手に自分を追い込んだり、追い詰めたりしてしまうことがあるのです。
自分という人間の過去の栄光が全く通用しないということも多々ありますし、過去が足かせになって進路の邪魔になることだってあります。“ゼロ”にしないと“新しい魂”には生まれ変われないからです。
どんなに他者がアドバイスしたり、周囲に助言して貰っても、本人が変わろうと思っていない限り、古くなった価値観を手離さない限り、再生は始まりません。
本人が、このままの価値観では通用しないんだと、気が付くまで、価値観の破壊のみが繰り返されます。
しかも、30も後半になろうかと言うところで、価値観を変えるというのは早々簡単には変えられない難しさと今まで築いてきたことを破壊するという苦痛と葛藤があるのです。今までの自負と信念は全く当てになりませんから。
“自分のやり方が通用しなくなった”とか、
“今までと同じ事をやっても上手く行かなくなった”とか、
“どんなに努力しても評価されなくなった”とか、
“物事が全く思ったように進まない”とか、
“自分の美点が生かせなくなった”とか、
“自分で思っていた反応が周りから帰って来ない”
など、簡単に言えば、八方塞りの状態を自分が感じ、また状況もそのような感じで、先の展望が結構長い時間見えてきそうにないと感じる閉塞感が『中年の危機』のように思います。
ただ、この状況の突破しなければならない課題は、実は既に提示されているのです。
自分の人物像が、周囲と乖離して来た場合、頑張っても頑張っても上手く行かない事ばかりが起きるなどが重なってきた場合、
『今までの自分の信念やこだわりについてを破壊し、再生する必要がある』というお題が課せられてきているのです。
今までの自分の価値観も含め、状況や環境が変わり始めたとき、今までの自分では通用しなくなったとき、“魂”を磨く為に、何故か上手く行かないと感じることが増えて来ます。
これは、自分が思ったように動けなくなるという感覚にも似ています。
動けば動くほど、状況は悪化していくように感じるのです。
でも、本当の意味は、全く別の所にあります。
冥王星は状況を変化させることによって、“魂”を磨く時期に来ている事を教えてくれているのです。
そして本人にそれを気付かせる為に、困難や障害、スランプなどという心理的状況に持ち込み、強制的に本人の“古い価値観”を壊して再生させるためのドラマを用意しているのです。
そのドラマの最中に、今までの“魂”と新しく生まれ変わろうとする“魂”が葛藤するのです。
これは、本人が“魂”レベルで自分の身体に落とし込むまで冥王星は絶対的な力で葛藤を起こし続けます。ですから、私達はここを苦悩や災難として認識してしまうことがあるのですね。
強制的に深い気づき(魂レベル)を得られるまでは、学びを得ている状態ですので、完了するまで状況も変わらないですから、自分の中でも葛藤は多くなる可能性があるんですね
ですから、先ほどの女性の状況や環境は、『中年の危機』をおそらく迎えていたのではないかと推察したのであります
自分の信念や価値観を曲げられない彼女にとって、曲げざるを得なくなる環境や状況にジワジワと追い込まれていったという感じです。
その後、彼女は契約が終了したので後の事はわかりませんが、最後の方は存在感を消しているような状態で最初の頃の威勢はほとんどなくなってしまいました。
頑張っても頑張っても、頑張っているのに、思うように出来ない自分と向き合うのは辛かったと思います。私もそうでしたから。
『中年の危機』は自分で乗り越えなければ意味がありませんし、手助けも助言も彼女の耳には届かない事が分かっていたので私は見ているだけでした(ちょっと試みたけど、案の定、他者の話は全然届かないのが中年の危機期間)
自分を捨てるのではなく、自分を磨く。
新しい価値観は視野をぐんと広げてくれますし、辛かった分、人の痛みにも寄り添えますし、人を受け入れる器も深くなるように思います。
ですので、これは『中年の危機』も含めてだろうと思いますが、上手く行かないことに落ち込まず、
上手く行かない事は、自分に何を伝えようとしているかを深く洞察する事、物事の違う面を知ろうとする気持ちが、解決の糸口を掴めるヒントを貰えるのかもしれません。
というわけで
とんでもなく長くなってしまいましたが、
この話はあくまでも一例ですので、誰にでも同じような事が起きるわけではありません
色んな人間ドラマの中の一つですので、こんな人もいるよっていう、個人的考察でした。
お付き合い頂きありがとうございました。
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こちらからは、以上です。
もふお
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