ひ~くんの英語よもやま話=355= (仕事と評価+あるエッセイ)

Friday, May 3, 2024

 

ニコニコ仕事と評価に関する下記の考えを親友のPaulメールした。 返事はすぐに返ってきた。その交信録を載せておきます: ラブレターWhen it comes to the issue of work and evaluation, incautious evaluations can cloud our view of the way we see things in the world. For example, there are certain rankings that newspapers and magazines like to feature.  If we truly value the diversity of things, we should be aware of the folly of ranking things according to a single aspect of them.  仕事と評価の問題に関して言えば、不用意な評価は世の中の物事の見方を曇らせてしまう。例えば、 新聞や雑誌が好んで取り上げるランキングがある。  物事の多様性を本当に重視するならば、物事の一面だけによってランク付けすることの愚かさに気づくべきだ。 

 

ラブレターThe race for ratings in every sphere of life shows where our values are. I mean the so-called modern human civilization is generally geared by individualism, the self in isolation from the everyday folk, instead of the self in relationship with others. The most successful and famous persons are glorified by the rest of us as though nobody was responsible for their brilliance and success. This is of course an obviously blind vision of our lives. I think most of us lack either eyes to see or minds to think. Thank you for sharing your beautiful thoughts. 色々な生活面におけるランキング付け競争は、私たちの価値観がどこにあるかを示している。いわゆる近代人類の文明は、一般的に個人主義、つまり他者との関係における自己ではなく、日常生活から孤立した自己を重視している。 成功した有名な人物は、その才能と成功が誰のおかげにも依らないかのように、他の人たちから称賛されている。もちろん、これは私たちの人生に対する明らかに盲目的な見方である。私たちのほとんどは、見る目も考える心も欠けていると思う。

 

うさぎすこし抽象的な内容になってしまったようです。 近頃、印象に残ることばを紹介していますが、きょうも一つ載せてみます。翻訳家の木村栄一さんのエッセイからです: 中学時代、番町グループに目を付けられて、辛い思いをした。彼らの中の一人が自分に絡んできた。逃げようとするからいけないのだと気づき、包丁を持って対抗した。開き直りが功を奏し、以後楽しい中学生活を送れた。その後、ある友人から自分に絡んできた子は、家庭内でひどい虐待にあっていて、きっとその辛さに耐えられなくなってお前に絡んできたんだと教えられた。 人は誰でも見えないところで苦しみを抱えており、どうしょうもないないこともあるんだと感じた。

 

うさぎ昨今、まだうら若い青少年の関わった犯罪報道が多い。 彼らの生い立ちは如何にあったのかかれらを責めるばかりの社会であってほしくないと思う。 今日もお読みいただきありがとうございました。 ご感想などお寄せくださると嬉しいです。hidemi@kvision.ne.jp