ほぼ10日振りの更新となってしまいました。

昨日名古屋某病院のの医療相談をうけてきました。
そこで漸く今までの治療方針を変える決断をしました。

さて、そのことを詳しく書く前に話は遥か2年前に
遡りましょう。
告知後、紹介していただいた次の病院TH病院での話。
(勿論私が選択肢の中から選んだ病院です)
今思えば何で地元の病院ではないこの病院に決めたのだろう
何と無くそこから選択がズレていったのかもしれません。

待合室で待つ間、頭にバンダナを巻いて痩せ細って
点滴をしている車椅子の女性を見かけました。
確か赤いバンダナ、あの姿が今も目に焼き付いてます。
あの時私は、あの姿が自分の近い将来の姿であろうと
重ね合わせてました。

TH病院の乳腺外科の男性のY先生、多分40代の
一見優しそうに見せようとするのが垣間見られる、
そんな印象でしょうか?
私は相変わらず乳がんの告知から立ち直れず
診察室に入ってもずっと下ばかり見てました。

インフォームドコンセント称して、早口でペラペラと
これからのことを説明してます。
そして、乳がんの説明書を読んでおくようにと一冊パンフレット
を渡されました。
私の記憶では、この間私の顔は殆ど見ていなかったと
思います。ずっと机の上のモニターを見て喋ってました。
勿論、細胞診検査をしないと確実にがんであるということは
わかりません。

診察台に横になり、右胸、脇の下のリンパ節、喉の甲状腺
この三箇所から細胞診を取りました。
検査結果は一週間後、次の診察を予約してこの日終了。

一週間後の診察。細胞診の結果が出る日です。
結果は甲状腺だけ偽陽性、後は陽性。がんです。
リンパ節も転移してました。
説明している時も相変わらずY医師は、モニターを見続け
私の方には振り向きもしない。
今後の治療について説明してます。早口で

丁度この頃NHKでがんワクチンの放映がありました。
この話を私がしたら、ウチは関係ないですから
とバッサリ切り捨てられました。

患者の顔を観ようとしない医師、話を聞こうとしない医師
彼の目の前にあるのはきっと『がん』いう細胞だけ
○○さんという患者の人格はないのでしょうか?

私がセカンドオピニオンという言葉を発したら、眉毛がピクンと
上がったようです。

今思えばこの医師に治療をお願いしていたら、間違いなく
別の世界へ 、そう、生きてなかったかもしれません。

こんなことも影響して、私は三大治療を拒否する道を選んだというわけです。
他にも勿論理由書はありますが
これを最後にこの医師とはサヨナラしました。

どんな病気を治すにも医師との信頼関係が築けなければ
難しいでしょう。どんな腕のいい医師でも
患者その人に寄り添って、耳を傾けなければ
治癒は難しいでしょう。

医師との相性は大切です。



家の前の公園の早咲きの満開の桜