本日は、文章ばかりのブログになります
せっかく家庭菜園をするなら有機栽培にチャレンジしようということで、うちの畑では鶏ふんや油かす、有機肥料を使った発酵ぼかし肥を使っています。が、どうしてもカリウムが不足してしまいます最近まで無視して栽培していましたが、ジャガイモにカリウム不足の症状が出ていたことを知り、カリウムを探しはじめました
そのことについてはこちらに書いてあります
※ 2018.7.7 有機栽培にこだわって。カリウムとカルシウム
そしてやっと、草木灰を購入しました
ネットでJAの草木灰を探しましたが見つからず、粒の草木灰で容量があるものをと探していたら、川合肥料さんの貝化石草木灰を見つけましたでも、売り切れ…即座に今後いつ入荷をするのか確認しました。すぐに回答をいただき、8月15日以降に入荷するとのこと。冬野菜を栽培するときから使えればと思っていたので、間に合いそうです
それから、待って待ってやっと購入しようとしたときに気になったことが…
川合肥料さんの説明文に
「貝化石草木灰」の保証票に"化成肥料"との記載がございますが、化成肥料とは、普通肥料の種類の一つを指し、"化学肥料"を意味するものではございません。「化成肥料」と「化学肥料」は全く別の意味を持っております。貝化石草木灰は化学的な肥料を原料として使用しておりません。
とありました
えっ化成肥料!?
有機栽培を目指しているのに、草木灰が化成肥料になってしまうの!?と驚きさっそく検索してみました
まず有機農業とは…
(1)化学肥料や農薬を使用しない、(2)遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、環境への負荷をできる限り低減する農業生産の方法を用いる農業です(有機農業の推進に関する法律第2条による定義)。
(農林水産省ホームページより)
化学肥料を使用しないとあります。でも、検索していくと化学肥料と化成肥料は一緒のように書いてある記事がいっぱい出てきます。どういうことでしょうか?
化学肥料とは…
無機質の原料に化学的操作を加えて製造された人造肥料で,一般に化学工業の生産物である。動植物質を原料とする油かす,骨粉などの有機質肥料に対する無機質肥料の主体をなしている。
(世界大百科事典 第2版より)
使ってしまうと有機栽培にはならない化学肥料は、無機質の原料を使っているものなんですね。では、化成肥料ってなんなの?
化成肥料とは…
2種類以上の肥料または肥料原料を使用し,これに化学的操作や造粒操作を加えて製造され,窒素,リン酸,カリのうち2成分以上を保証し,その合計量が15%以上である肥料をいう。その原料の大部分は化学肥料であるが,有機質肥料などを原料として含むものもあり,有機化成などと呼ばれている。
(世界大百科事典 第2版より)
無機質の肥料原料を化学的に処理して、窒素・リン酸・カリウムのうち二成分以上を含むように作られた複合化学肥料。
(大辞林 第三版)
辞書によって異なったことが書いてあります大辞林のように「無機質の肥料原料を化学的に処理」となってしまうと、化成肥料=化学肥料のようになってしまいます。しかし、世界大百科事典のように「2種類以上の肥料または肥料原料を使用し」となると、化学肥料に限定はされないことになります
まとめ
川合肥料さんで販売されている貝化石草木灰は「化学的な肥料を原料として使用しておりません」説明され、化学肥料ではないと否定されています。農林水産省で言われている有機農業の「化学肥料や農薬を使用しない」ということにあてはまるため、有機栽培ということになります
すごいややこしいです…
いろんなことを引用しましたが、私の解釈は…
化成肥料でも無機質の肥料を原材料として使用しなければ、有機栽培になるということです
長くなりましたが問題ないということで、貝化石草木灰を購入しました
カリウムは根や茎を育てる役割をしています。カリウムをうまく施せば、もっと丈夫な野菜を育てられるかもしれません
そして、うちの畑ではカルシウム不足の症状も出てきています。トマトの尻枯れ病やキャベツの葉の先が枯れるという症状はカルシウム不足が原因の可能性があります冬野菜を植える前にカルシウム対策もしていきます
今までは苦土石灰でカルシウムを補っていましたが、川合肥料さんで販売されている牡蠣殻の粉末、カルフレッシュ(粒)も購入しちゃいました。アミノ酸やミネラルも含まれてていい肥料になりそうです
肥料は多すぎてもダメ
使用量を注意して使用していきます