いままでに
健常者ではなかなか
体験することができなかった
ステキな体験談を書かせて頂ます。

私はどこかに出かける際は
地元の私鉄電車を利用しています。
駅も近くにあり、
7分に1本と
電車の台数も多いため
乗り遅れてしまいましても
次の電車がすぐに
来てくれますので助かります。
とても便利な電車です。
そんな電車での出来事です。
いつものように
乗り降りが自分にとって
便利な場所に立っていました。
すると
(声からして
若い男性、学生様かな?)
私に声を掛けてくれました。
彼「あちら椅子が空いていますので
いっしょにどうぞ。」
私はその彼に肩を借りて
椅子のところまで行きました。
彼「どうぞ」
私「ありがとうございます」
と椅子に座ると
その彼は
どこかに行ってしまいました。
「あら?」
と思っていましたが、
優しい若い彼だな!
と嬉しい気分になりました。
しばらく電車は走り
降りる駅に到着する
アナウンスが流れました。
私が立ち上がると
すぐに、先ほどの彼が
私に近づいてきてくれました。
彼「案内しますよ」
また、彼の肩を借りて
二人でドア付近まで行き
ドアが開くまでの少しの時間
お話をさせてもらいました。
私「すみません、ありがとうございました」
彼「いえいえ、大丈夫です。」
電車が止まり
ドアが開いて私が降りると
その彼もいっしょに降りてきました。
一瞬ですが私…
彼はこの駅では降りないのでは?
と思いました。
私「この駅で降りるのですか?」
彼「いえ、ここではないです」
私「どこの駅?
「彼「新○水駅です」
それは、終点の駅で
私が降りる駅から
まだ15分ぐらい行った駅です。
彼「大丈夫ですよ」
私「電車が出てしまうからもういいですよ」
彼「大丈夫です。また次の電車に乗ります」
それも申し訳ないので
私「この駅は慣れていますから
ここからは大丈夫です。
ありがとうございました」
彼にお礼を述べて
電車に乗ってもらいました。
電車が走り去った後には
彼のとても優しい気持ちに
胸が熱くなりました。
とても久しぶりの優しさに
やっぱり人っていいなぁ~
心が温かくなり
一人で感動していました♪
*コツコツの継続は力なり。