いままでに
健常者ではなかなか
体験することができなかった
ステキな体験談を書かせて頂ます。

目が見えていませんと
普段から歩いている場所で
慣れていると思っている道でも
その日の自分の健康などにより
とんでもないことが起こります(汗)
例えば…
道路だと思って歩いていても
白杖がなにかに当たり
行き止まりとなってしまうこともあります。
きっと途中で斜めに歩いてしまい
どこかの民家に入ってしまうんです。
そんなときは、
少し戻ってうろうろします。
耳を澄まして音を聞いていますと
遠い場所からこちらに向かって
歩いて来る足音を頼りに
声をかけさせて頂きます。
足音が聞こえない場合でも
私がうろうろとしていますと
近くを通行した人がいますと
声をかけてくださいます。
この瞬間って!とっても助かります。
時々ですが、
私が行き場所を伝えますと
その近くまで一緒に行ってくださる方もいて
すごく助かります。

バスターミナルで
バスを待っていたところ
バスが停留所に止まりました。
入り口をうろうろしていますと
後ろから
若い?学生様?
と思われる女性が
「入り口はこちらですよ」
と声をかけてくれました。
バスに乗車する際も
「ここからバスに乗りますから
 段差がありますので
 気をつけてくださいね。」
ありがとうございます。
無事にバスに乗り込むと
「ここが空いていますから
 ゆっくりと座ってくださいね。」
と、丁寧に
一番前の運転手様の
後ろの席を案内してくださいました。
その女性はその後、
バスの後ろの方へ行かれました。
私の目的地まで1時間、
ほんと座れてホットしました。
1時間の距離で
バスの中が
ポカポカしていたせいもあり
ウトウトしてしまいました。
あぁ~寝てしまうぅ~
バスのブレーキがかかり
目が覚め、アナンスが流れます。
「終点です。」
目的地に到着すると
乗車していたお客様は
一斉に立ち上がり
運賃を支払う機会のところに
並んでいました。
私は一番最後に
降りるつもりでしたので
のんびりと椅子に座っていましたら
誰かが方を
コツコツと叩くのです。
え?誰だろう?
「どうぞ」
先ほどバスに
案内してくださった
女性の声でした。
私はその女性の
前に入れていただき
支払いを済ませ
バスから降りました。
また方をコツコツ
「どこまで行かれますか?」
先ほどの女性です。
○△□方向です。
と伝えますと
「同じ方向ですので
 近くまで一緒に行きましょう。」
本当に助かりました。
少しの時間ではございましたが、
お話をしました。
私:「どこに行かれますか?」
女性:「学校です。」
私:高校生ですか?」
女性:「専門学校です。」
私:「遠回りさせてませんか?」
女性:「いえいえ」
    すぐ近くなんですよ。
    幼稚園の先生の学校です。」
すぐに目的地に到着し
お別れしました。
本当に、心がポカポカと
暖かい気持ちにさせて頂きました。
あの学生様、
きっと、優しい先生になり
いっぱいのお子様に好かれ
幼稚園の人気者の先生に
なるのでしょうね♪ステキ♪
普段から外へ出る際は
気を張っていますので
このような体験は
気持ちを穏やかにさせてくれます♪
紅茶のストレートティーの中に
甘いミルクをいっぱいに
入れたイメージでしょうか!
今日も頑張ろう!
と元気が出てくる瞬間でした。
*コツコツの継続は力なり。