その⑤

せっかく、陣痛様と仲良くなったのに促進剤さんのおかけで陣痛様がパワーアップしてしまい、もう、こんな元気な陣痛様とは仲良くなれないと諦めました。
朝の９時から促進剤始めて少したって来た時に旦那が『もうすぐ陣痛来るんじゃない？』って教えてくれて、なんで分かるのって聞いたら、私のお腹につけてる子宮口の収縮が分かるキカイの数値が目の前にあって、私、それがなんだか分からず何かの数字だろうと気にもしなかった。それで、次に来る陣痛の数字が上がってくるからそれで分かってたみたい。すごいね！そんなのつけてたんだって！ていうか旦那もよく分かったよね。それから、私もその数字が気になって気になってしょうがなかった。
徐々に陣痛の間隔も狭まってきて、助産師さんが『もう、産む練習しようか？』ってやっと言ってくれた！この言葉待ってました！何が辛いってさ、来る陣痛を逃すのが辛いんだよね！だから次の陣痛来たら、いきんで！って言われてやったらあんまり痛くなかった！やっぱり、逃すほうが辛いんだよね。ビックリしたのが、その分娩代でベットもフラットのまま自分の足を自分で持って産んでーって言われてビックリ！なんかテレビとかで出産シーンみてると両足固定されて産むイメージあったから、思わず『これで産むんですか？本当ですか？』って何回も確認してしまった。
『そうよー！頑張ってねー』って…。そっか、ここはそういう病院なんだと思った。
次、陣痛来たから頑張ったけど、何か、自分の足持って産むのって恥ずかしいよね。
でも、そんなこと言ってられず頑張った！
何回か心みたんだけど、私がいきんで赤ちゃんを出そうとすると赤ちゃんの心拍がさがってしまうらしく、それが何回か続いたため、助産師さんが慌てて主治医連れてきて説明しだした。『赤ちゃんの心拍が下がってしまうので、早く赤ちゃんを出してあげないといけないから赤ちゃんの頭に吸引のキカイつけてこっちからもひっぱりますね！次の陣痛来たらお母さんは今までのどうりいきんで下さい！お母さんの力が99%ですからね！』と言うので私、陣痛来たら今までのよりさらに息止めて踏ん張った！らなんと私、頭に酸素が行かなくなってしまって気を失ってしまった。何と無く覚えてたのが、遠くのほうからみんが大丈夫？大丈夫？って声かけてくれていて、私、本当に今ここに赤ちゃん産みに来てたことすら思い出せなくて。私、なにやってるんだろう？ってなって、みんな大丈夫？って聞いてるけど何だろうって考えてたら思い出してきて。赤ちゃん産みに来てたんだと。主治医もビックリしてたね。いきみすぎって言われた！そんなあるんだー！つぎの陣痛でも、またいきみすぎてまた２回目失神。と思ったら赤ちゃん産まれてた！少ししたら泣いてたから良かったーって！安心した！すぐに近くに持ってきてくれてかわいかったなぁ。オシッコしてた。
長々続いてしまいましたが私の出産秘話でした。ご清聴ありがとうございました。