今回は女の看護師さんのお話
この病気になって、3度の長い入院生活
看護師さんたちには本当にお世話になりました
入院中は身体が思うようにならないと心も弱ります…
そんな時に看護師さんの甲斐甲斐しくお世話をしてくれる姿はまさに天使
お仕事とはわかっていても、些細な事に感謝しまくりです
私はお世話になった看護師さんのお名前を忘れないように、看護師さんの苗字と似顔絵、印象などをノートに書いて残してあります
最近名前をすぐ忘れるので。。。
看護師さんからしたらちょっと迷惑!?
家でそれを見返すと、入院時の記憶が蘇ります
私が入院後、明日が運命の手術という日
Kさんが担当でした
お腹の中を空っぽにするため液体の下剤を飲みまくり、トイレに行きまくり、げっそりしてるタイミングで、消化器外科の手術説明に呼ばれました
小さな面談室で、先生と対面で座り、その横にKさんも立会ってくれました
その内容は・・・
人工膀胱を造設と同時に、肛門をくり抜き人工肛門を作る手術をします
図で示して具体的にどこをどう切って繋げるとか…こわ〜い話
さらに私が・・・
先生、万が一癒着で腫瘍が切れない場合ですが、、、
そのまま閉じると、腫瘍が大きくなって尿も便も出せなくなりますよね!?
泌尿器科の○○先生には、最悪な場合、せめて人工膀胱か腎ろうを作ってもらうようお願いしてあります
可能なら人工肛門も作れませんか?
消化器外科は手術にバックアップとして参加する形なので、この先生の診察が一度、教授診察が一度の合計2回の診察だけ
なので、癒着で手術進行不可能だった時、この先私はどうなるのか・・・と、先を見据え考え抜いて出した決断を、いきなり前日のこの機会に話す事になってしまったのです
手術が無事終わった今となればゾッとする話です
先生からすると、それは迷惑で無茶なことを言う患者だったでしょう・・・
そんな重い重いやり取りを、隣で聞いていた若いKさん
しかも泌尿器科では聞き慣れないコワイ手術の話
どんな気持ちだったでしょうね。。。
病室に戻って、
ごめんなさいね、こんな重い話聞かせちゃったねー
いえいえ……ひとりで聞くよりも誰かそばにいた方が不安も少ないですよね
とニッコリ
最悪の事態になったら…なんて話、本当は誰にも聞かれたくなくて、緊張と不安だけでなく恥ずかしさ(?)までプラスされた複雑で泣きそうな心境だったけど、Kさんの良い意味でクールな神対応
気持ちが楽になりました
その後の入院生活でも、Kさんが担当となるとホッとする安心感がありました
私の、心の友ならぬ心の看護師さんでした
ガン専門病院や大学病院のようなガン拠点病院で働く看護師さんの仕事は、
命と向き合うとっても責任のあるお仕事
能力はもちろん必要だけど、それ以上に人間性も大事だな〜と思います
患者には心の癒しが必要なので…
Mさん、Tさん、Kさん、これからも患者さんを癒し続けてくださいね
また会えるといーな
(入院じゃないところで)