どんな事であれ、人数だけ見れば、「絶対数が少ない側」や「どちらでもない側」というのは、「その他大勢」からみれば、当然「少数派」となる。


「一般的な見方」をすれば、性別は「男か女」の2択しかない訳で、「ある意味どちらでもない」または「ある意味両方」というトランスジェンダーはどうだろうか?


トランスジェンダー本人に言わせれば「体は男(女)でも、心は女(男)」なんだろうけど、問題はそこではなく、「周りから見たら」という部分。


性同一性障害と言うのは、本人にしか分からないので、他者からは「見た目で判断」するしかない。つまり「男」か「女」は外見で判断するしかない。


で、本題に入ります。


世間で「差別」と言い出すのは、ほぼ少数派または「少数派擁護の多数派」。


本人の立場から見れば「差別」されていると思うところは否定しないけど、それが一般的に見て受け入れられると思っているところに無理もある。


見た目が女なら誰が見ても「女」、見た目が男なら誰が見ても「男」。見えない「心」の事など誰も分からない。


つまり、「オジサンが女子トイレや女湯に、オバサンが男子トイレや男湯に入っても、誰も何も言わない状況」が受け入れられるなら、こんなトラブルも起きないはず。


当然、そんな都合のいいことは無い。


トランスジェンダー用のトイレ設置とかって、根本的な解決になってない。

少数派のためにわざわざ作る理由は無い。


「じゃあ、トランスジェンダーはどうしろと?」


いやいや、その言葉を言う時点で「トランスジェンダー」を武器に脅迫してるのと同じ。


少数派は、何もトランスジェンダーだけでは無い。身近で言えば「身体障害者」もそのひとつ。


世間では、バリアフリー・専用エレベーター・障害者用トイレ等、身体障害者のための設備やルールが作られている。


同じ少数派なのに、扱いが違う!とトランスジェンダーは言いますか?


障害者とトランスジェンダーで大きく異なるのは「死活問題」。


ハッキリ言いますが、トランスジェンダーが言う「差別」に「死活問題」が関わる事案がありますか?


「就職に不利」、「世間の目が」、「婚姻関連の法律が」…と言うのが死活問題だと言うのなら、それは「当たり前」の事。

前述したように、性別が見た目と心が違うのは、世間的に受け入れ難い。


しかし、身体障害者の場合、「そんな低レベルの話では無い」事に気付いてもらいたい。


トランスジェンダーは「基本的な身体能力に何の問題もない」訳で、当たり前のように寝て、起きて、食事して、出かけて、仕事して、トイレに行って、風呂に入って…という事に何の支障も無い生活をしている。


身体障害者は、その健常者が当たり前にしている事が簡単にできない事が分かりますか?

それをできるだけ助けようとするための設備やルールです。


トランスジェンダーに「左利きの人が、レストランで一般的な『右利きの食器セッティング』の席に案内された時の文句は誰に言う?」と聞きたい。


「別に食べられない訳じゃなし」、「持ち変えればいいじゃん」と言うなら、「貴方達も同じです。」


「店に並べ替えろ!と言う」のなら、ただのクレーマーです。


死活問題に関わらなければ、その程度の事です。