レーンチェンジ…即ちLC。
ミニ四駆やってると、必ずブチ当たる難解。
そして、その攻略に必ず関わるワード…「インリフト」と「アウトリフト」。
※「なんそれっ!」と言う人は検索!
ハンドルが無いミニ四駆は、コーナリング中はコースの外壁沿いを走る事になる…まぁ、当たり前の話です。
…で、この時にタイヤが浮くのが「内側」ならインリフト、「外側」ならアウトリフトと言う訳ですが…「物理的にアウトリフトは存在しない!」
コーナリング中は「遠心力」でマシンを外側に押し出す方向に力がかかる訳です。
この時に、マシンの「縦方向の重心」より低い位置にローラーがあれば、マシンはインリフトします。
じゃあ、縦方向の重心より高い位置にローラーがあればアウトリフトする…訳が無い!
強いて言うなら「タイヤを路面に押し付ける方向」に力がかかる事になる。
では、「アウトリフト」とは何ぞや?
LCは、「左右のコーナーが連続している」という形状な訳で、しかも、入口は上り坂のため、「登りながら1コーナーを曲がり、ジャンプしながら逆方向の2コーナーを曲がる」と言う事になる。
LCの1コーナーでインリフトになったら?
インリフトのままジャンプして2コーナーに入ると、この瞬間が「アウトリフト」になる訳です。
つまり、アウトリフトはLC以外では起きない!
※コース内に連続コーナーが存在しなければね。
(ローラーが左右対称の高さの場合、)アウトリフトの状態で遠心力がかかれば、コースの外壁に沿って飛び出すか、コース内で転ぶ事になる。
では、インリフトしない方法は?
「宝箱セッティング」という言葉もミニ四駆をやってて知らない訳が無いくらいメジャーな言葉です。
この宝箱セッティングをしていれば、「マシンの重心とローラー位置が正しいと判断できる」と言われています…が!
物理学から言えば「停止した状態の場合であって、ローラーが関係するコーナリング時の遠心力は無視されてる」…んだと。
そこで、「ミニ四駆の世界」から「物理法則の世界」へ…
インリフトしないローラーの「最強位置」は…
コースの外壁高さギリギリの50mm!
常にマシンを遠心力で飛ばされないよう、路面にタイヤを押し付ける状態になる。
でも、LCやバンクとか、壁の高さが50mmより低い所も…
「最強位置(50mm)のローラーを①ローラーとし、①ローラー径を仮に19mmとした場合、①ローラーの下に②ローラー(径18mm~17mm)を組む。その高さは、ジャンプしても外壁高さより低くなる位置」…だと。
つまり、普段は①ローラーで走り回り、LCの時(ジャンプ時)には、①ローラーは外壁の上に飛び出しているけど、②ローラーが外壁を押さえる役目を果たす…と言う訳です。
②ローラーの径を①ローラーより小さくすると、通常は外壁に接触させない構造になる。
これを前後のローラーにセッティングすれば、LC攻略できる。
以前の「ローラー6個ルール」では難しいけど、ローラー無制限ルールの今なら可能。
「見た目より実力重視」なら一考の価値有り。