去年の今頃、ふと思いました


祖母の夢を 毎日のように見ていた時期

母と会話すると謎の違和感を感じていた時期



そんなはずはないけれどと思いながら

私が母の子ではなかったとして

記憶を振り返ってみようと思いました



思い返して数分で 母と思っていたあの人は

私の母ではないと思いました


驚愕でした




私の中の記憶として残っていた事

たくさんあった違和感、悲しみは

バラバラの事として考えていたからか

自分自身で深く考えるのを止めていたのか


それらは その当時の私目線の記憶だから

分からなかったのでしょうか



母親なら、実の子にあんな事はできない


あの人は私の実の母ではないと考えると

母の言動 全てが腑に落ちました



そこから改名の為に過去を思い出していくと

悲しい記憶が次から次へと溢れてきました

思い出したくない時でも止まらなくなりました


後にフラッシュバックとはこう言う事だと

思いました


かなり辛い時間でした

不安が大きくなると 

他の些細な事も次々に不安に感じました

胸が重くて 夜寝られなくて 平気なフリして

自分が壊れないように踏ん張りました


私には 家族も友達もいてくれたから



母は へその緒と母子手帳を出して

最後には謝ってくれました



でも私は 

怖くて母子手帳の中は見られない

過去の写真も怖くなりました


母が何をどの事を謝っているのか分からない

どこまで母は覚えているのか

忘れたフリをしてるのか

記憶を変えているのか

私の覚えてない知らない事はもっとあるはず



そして 母は今も変わらない

だから出来るだけ距離を取りたい




多分 母は私の実母だと思います



精神的に未熟な人

周りに助けてもらう方法も分からず

母なりに必死で 周りは敵だらけと考えて

そんな中の孤独な子育てだったのでしょう



大変でしたね

それにしても ひどい育て方

でもそれは終わった事で 母の人生




私だって辛かった でも分かって良かった

私は私のままで良いと思えた





今は霧が晴れて 周りの優しさに気がついて

前より自分に自信も持てて 心穏やかです



自分の気持ちだけで 一年でこんなに変わる



おばあちゃんの言った通り

人生のほとんどの事は ちっぽけな事かも