私は、美容院が苦手でした

その理由も分かってきました



私が10代後半の頃、美容院に行くと母にどこの美容院に行ったのか聞かれました

母もその同じ美容院に行きたがりました

私はその時、自分がこれからも通いたい美容院に母が来るのが恥ずかしくて

それは絶対やめてほしいと伝えました


だからその数日後に、母にその美容院に行ってきたと言われた時は驚きました


あんなに私は嫌だから行かないでほしいと言ったのに、どうして⁈と 


私は、その気に入った美容院に行くのをやめました、、、



この頃はまだ、気がついていませんでした

むしろ私への愛情が強いだけだと思っていました





数年前からは、私が美容院に行った後には

母:「あんたはいいな、そんな髪型にできて」

母:「私はトイレも近いし、髪型もなんて言ったらいいか分からないから美容院行きにくい」



私は、早くて安いヘアカットの店がいくつかあると教えました

母はそこに、私にも一緒に行ってほしいと言いました


私は普通の美容院に行きたい

毛染めもしたいし、髪型もこだわりたい

(だから母と同じ所には行きたくない)

でも、母はどうしてもそこに私と行きたい



しつこく何度も言われて結局折れるのは私です

その時から私は美容院には行けなくなりました

いつも母と一緒に行くことになりました

時には、男性メインのような場所にも行きました



ある時、姉が言ってくれました

どうして、普通の美容院に行かないの?

普通の美容院に行った方がいいよ



その頃には、すでに私にとって

普通の美容院は敷居が高くなっていました


私なんかが、美容院に行っていいのかな

なぜかそう考えるようになっていました



名前を変える事を決意してから、まず私は美容院を予約しました


数年ぶりに、勇気を出して入ってみると

そこには、私より年配の人もたくさんいました



丁寧なシャンプーと時間をかけたカットをしてもらうと、自信が持てて、自分を大切にできた気がしました



美容院がどうとか場所がどうとかではなくて、自分の行きたい所に、自分の意思で行ける事が幸せでした



母にとっての優しい娘はいなくなったかもしれません


でも、私はこれからも幸せに生きます