あれから1か月

連絡は取りませんでした

 

その間、今までのような罪悪感はなく

悪い夢も見なくなっていました


こうやって、心も 実際にも

距離を取ればいいんだと分かりました



でもまたすぐに、お墓参りの日が来ます

これも、本当はほっておけばいいのです



でもまあ、メールならいいか

返事がなければ、それでいい

本当はそれが嬉しいと思いながら

メールをしました



すぐに電話がきました か弱い声で



母:「お墓参り、一緒に行ってくれるの?」

  「本当にこっちが悪かった!!」


私:「行ってあげるよ、はいはい」

  「じゃあ、明日ね」


さっさと、電話を切ることができました!



当日は、息子が付いてきてくれました

母は、私以外の人の前では優しい人です





孫がいたから、母は私に言いたい事を

抑えているようでした



息子が少しその場を離れたとたん


母:「この前は本当にごめんなさい!!」

  「こっちが悪かった、でもあんたが変わったから、、」


そこで、息子が戻って来ました


母は、急いで言いたい事を続けました


母:「この前、ベランダで後ろにこけて、大変やった!! 起き上がれずに、誰にも気がついてもらえそうもなくて、、」


息子:「なんの話やねん」


母:「このまま 誰にも気が付かれないと思って、隣の人が出て来たら、助けてもらおうと思って、転んだ所には植木鉢があって、、、」


ここで、笑い話でないと察した息子は


息子:「一人暮らしなんやから、気をつけや」


母:「、、、、。」




この流れを見ていて、私は思いました


私が幼いころから

母は自分を心配してほしくて

色んな不幸話を、私にしてきた

(私なら、子どもに心配はかけたくない)


それを私は、必死に聞いて 心配して

母のために努力してきた

(私なら、子どもは自分の事を考えてほしい)


今の息子の様に 〝気をつけなさいよ“

と言うだけで良かったんだ


一人暮らしなんだから、気をつけて

優しい言葉で それでいい




今までの私なら、きっと

そんな時はすぐに駆けつけると伝え

母が転ばないように、考えて対策をしてた



こんな育て方をされてきたのに

やりすぎていた

こんな育て方をされたからかもしれない


母に言われると

母の意見を1番に考え

母が旅行に行きたいと言えば

あちこち連れて行き


欲しがってたのに、

使ってくれないプレゼントを買い


色んな手続きは代わりにして

困った事は後処理もして、私が頭を下げて

私の都合の悪い時も、無理して送迎をしていた


母の年賀状をかいて 

忙しくても、母におせちを作ってきた


無理して、母の友達の送迎までして

母の近所の家のカーテンの丈つめまで

するように言われた


こんな事、息子にはさせたくない

その前に、してくれない

それで、いい  それが普通で嬉しい



私は

ストレスをぶつけてもいい

何でも言う事を聞く人形として扱われてた