宇宙をぼくの手の上にフレドリック・ブラウン, Fredric Brown, 中村保男
当代きってのSF短編の名手ブラウンが描く奇想天外なお話のかずかず。月に思いをよせるハツカ鼠、いとも善意に満ちた怪物ベムたち、ゴキブリの思念投射に惚れこんだ男、サンドウィッチの中の宇宙船等々、奇抜な着想と豊かなファンタジーにいろどられた全九遍の物語の饗宴はいかなるSF嫌いの読者をもSFファンに変えてしまう不思議な魔力を持っている。前集「未来世界から来た男」「天使と宇宙船」に並ぶSF名短編集である。
宇宙をぼくの手の上に