この記事は以前に撮った写真をもとに副題を『夏休みの自由研究』と題して昨年FC2ブログに投稿したものを、今回改に編集し直しコッチに引っ張ってきました。

 ここは、神奈川県川崎市多摩区にある梨畑。 夕方地中から出てきたセミの幼虫は、防護ネットを登り日没を待ち、あたりが暗くなるとアチコチでセミの羽化が始まります。
   よく見ると白い糸のようなものでつながっているのがわかりますか!?
       実はコレ、人間で言うヘソの緒に当たります。

 

 中には失敗するのもいますが、無事に羽化が成功にました。 羽化のときは無防備なため鳥やスズメバチ等に襲われる個体もいるので、暗いうちに羽化を終わらせ朝を待ちます。
         さぁ~! 夜明けです。
 
 
 外骨格も固まり羽の色も変わりました。旅立ちのときです。「私達は、他の動物のように自身で体温を上げることができないので外気温が低いと鳴くことができません。人様には申し訳ありませんが暑い夏であることを願いつつ。」
    いざ! 愛を求めて・・・。
 
 
 周りでも無事に仲間たちが旅立ちました。
   友よ、互い良き夏を・・・。
 
 
 アブラゼミの親は木の中に卵を生み、冬が過ぎ孵化した幼虫は土に潜り、木の根から養分をとりながら脱皮を繰り返し大きくなります。卵から7年、地上に出てきて2週間。
    その命にも早過ぎる終わりの時がやって来ました。
 
 
 忙しなく動くアリ達の姿を携帯カメラに写し込むコトは出来ませんでしたが、セミの亡骸には多くのアリが群がり、そのアリ達は頭部と胴体の隙間から体内に入り、セミの身体を解体しながら見事に中身だけを運んでいました。
 後に残されたのは、バラバラになった外骨格。
    そうして、風化され土へ・・・。
 
 
 最後に寄っても微動だにしない堂々とした風格のクマゼミを紹介します。 太い声で”シャ~~! シャ~~!”と鳴き、まるで装甲車のような黒い身体のクマゼミです。本来の生息地は関東南部以西が定説でしたが、近年の温暖化により1990年代以降は北限をはるかに超え南関東から北陸でもその姿が確認されています。
 もともと生息地に関して謎の多いクマゼミ。興味のある方は、是非自身で調べてみて下さい。