職場復帰に向けて施設の資料や様々な書類に目を通していた。

やはり高揚感が違う。

やはり嬉しいのだ。

仕事をしていない自分をどこかで蔑んで…。

「あんまり根詰めないで…と」部屋に入ってきた裕ちゃんが、げらげら笑う。

「だって、一平ちゃん一瞬、お坊さんに見えたからハハハ…。」

この家には笑いが絶えない。私が笑い始めるのではなく、いつも裕ちゃんが笑いだす。

裕ちゃんは笑いの天才だ。
なぜなら、こんな私を毎日、笑わせているのだから。